■『第8回臥牛現代書展』
5月17日、仙台市青葉区一番町の仙建ギャラリーで開催の『第8回臥牛現代書展』へ行ってきました。
ご案内状は、書道を習っている友人からいただきました。
仙台では年1回の展覧会ですが、毎年12月には、東京銀座でも開催していると言っていました。
現代書展ということで、書風には制限が無く、思いのまま書いたという個性豊かな作品が多数展示していました。
展示会では、90歳の最高齢の方、東日本大震災に遭われた方、若い高校生の方と層が厚く、思い思いの作品を展示していました。
一際目についたのが、黒い紋章の名札があった作品でした。
主催者の話では、5月に入って間もなくお亡くなりになられた方の遺作なそうで、「日本国憲法」の条文9条をしたためた作品でした。
「日本国憲法」の条文9条を題材にした作品は珍しいとおっしゃっていました。
昨今の世の中を見ると、「日本国憲法第9条」の話題に事を欠きません。
ご本人にとっては、よもや遺作になるとは思ってもいなかったのではと思うと、お気持ちを察して余るものがありました。