本日封切りの ブーリン家の姉妹 ( 配給 ブロードメディア・スタジオ ) を観て来ました。
16世紀のイングランドを舞台に、一族の富と権力のために運命を大きく変えられ
気まぐれなヘンリー王の愛に翻弄された姉妹アンとメアリーの物語は、実話だそうです。
姉妹を演じているのは、ハリウッドを代表する若手スター ナタリー・ポートマン /スカーレット・ヨハンソン のふたり。
二人の運命を変えたヘンリー8世役は エリック・バナ
アメリカ=イギリス合作映画です。
最初に愛されたのは妹のメアリー、でも王妃になったのは姉のアンだった。
世界を変えた美しくも哀しい運命の恋の物語。
というフレーズから、ある程度の話の流れを想像をして出かけましたが
予想をはるかに超える姉妹の数奇な運命に、息つく間もないほどのめり込んでしまった2時間でした。
王の気まぐれですべてが回り、法や倫理や道徳はあってないような世界に渦巻く貴族たちの野望。
同じ男(王)を愛し、野心に燃えた姉と従順な妹
性格的に、動(光)と静(影)で表現されている姉妹ですが
イコール善と悪という訳ではなく、いずれも魅力的に描かれていて
どちらも応援したくなるような、不思議な葛藤に見舞われました。
互いに嫉妬や憎悪に見舞われながらも、それでも底辺では姉妹であり
互いを愛する心、思いやる心も見え隠れして、やるせなさが募ります。
辛辣な展開とは対照的に、衣装や宮廷生活が実に優雅に描かれていて、美しい風景も満載。
そういう点でもため息の連続で、本当に飽きさせない映画でした。
これを観て、英国王室の歴史についても気になってきました。
買ってきたパンフレットによると、その後のストーリーも結構興味深く
原作本も出ているようなので、そちらも読んでさらに知識を深めたいと思います。
人間の運命について深く考え入ってしまう壮大なストーリー、みなさんもぜひ劇場でご覧くださいね。

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