レッズ、首位広島に3－1で堂々勝利！

8月最初の土曜日は、首位広島を埼玉スタジアムへ迎えてのホームゲーム。
広島はミシャが育てたチームを森保監督が熟成させた、レッズと同じスタイルを貫くチームで
選手たちにとって絶対に負けられない、それぞれのプライドを賭けた戦いが期待されます。

前節、内容は悪いながらも、踏ん張って踏ん張ってジュビロに逆転勝利したレッズ。
その自信を保ったままに、中3日で首位広島と当たれるのは、結構ラッキーだったのではないでしょうか！
さらにＦ東戦で負傷した鈴木啓太が、満を持して復帰と言う嬉しいおまけつき。
啓太が復帰したことで、那須がセンターバックに戻り、不調の永田が抜けたことも好材料。

お互いに暑さを考えて、少々様子見をしながら試合に入っていきましたが
そんな様子見のさなかにわずか5分でセットプレーから興梠が先制し、その後の試合運びがずいぶん楽になりました。
それにしても前節も感じましたが、長いトンネルに入っていた柏木がグングンよくなってきましたね。
運動量が増えスピードが出て、攻守にわたり的確な判断で大活躍。
そこに啓太の運動量が加わったのですから、全体が活性化され、本当に楽しい見どころたっぷりの展開。
28分には、興梠のシュートが弾かれたところを元気が押し込んで2点目。
30分足らずで、広島から2点を奪うなんて、もう出来過ぎって感じで気分上々！
こうなるとみんなやる気がどんどんみなぎっているのか、気の抜けたプレーがあまりなく
イライラのない試合で、いい試合を見せてもらっているな～と言う至福の時間が流れていきます。

後半に入ってしばらくはかなり攻め込まれる時間帯がありましたが
いつもは競って上がっていく槙野と森脇も、素晴らしい集中力で守備に専念し
絶対にゴールは割らせないという、執念のようなものがプレーにみなぎっていました。
その合間に、平川の絶妙のクロスに興梠が合わせて3点目をゲットし3－0。
もう出来過ぎのお手本のような、技ありの展開で生まれたゴールでした。
病み上がりの啓太は頑張りすぎたのか、自分で交代を志願して63分に暢久in。
その後も、主導権を握った余裕のサッカーを展開していましたが
69分に興梠と阪野が交代してから、前線にボールが納まらなくなってきて慌てるシーンが増えてきました。
やはり興梠のキープ力と、ポストのうまさってすごいんだなーと実感。
それだけでも素晴らしいのに、今日は2点も取ったのですから、寿人に負けてなかったですよね。
3枚目の交代が直輝ではなくマルシオだったのは、前線のキープ力を復活させたかったのだと思います。
勝っていたから阪野を試したけれど、最後の1枚まではお試し枠では使えなかったということでしょうね。
ミシャの交代に関して少し前まで、全く予想外と言う印象を受けていたのですが
磐田戦といい、今日の広島戦いい、ミシャの手腕がよくわかった気がします。

終盤、電光掲示板の電気が落ちるというアクシデントで時間が分からくなって
そのくらいから広島も最後の踏ん張りで、粘って粘って攻撃を仕掛けてきて
何度もコーナーキックが続き、時間もよくわからないままにハラハラのシーン炸裂
加藤が、神憑り的好セーブの連発で防いでくれていましたが
結局ロスタイムもあと1～2分というところで残念ながら失点し、3－1となってしまいました。
もったいない失点だったけれど、寿人にはゴールを許さなかったし、気持ちのこもった良い試合内容だったと思います。
大宮が負けて3位に浮上、帰り道自転車を漕ぐ足取りも軽く次節が本当に待ち遠しいです。

ハーフタイムの花火は、バックスタンドからは先っぽしか見えず、それだけがちょっと残念でした。


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