今野敏 赤の調査ファイル ＳＴ警視庁科学特捜班

今野敏さんの　STシリーズ　の5作目、色シリーズでは2作目にあたる　赤の調査ファイル　ＳＴ警視庁科学特捜班　を読みました。
色シリーズは、STメンバー5名のそれぞれの色が当てられていて、こちらは法医学担当の赤城にスポットが当てられています。

あらすじ・・・・（「BOOK」データベースより）
大学病院に搬送された男が急死した。
医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、ＳＴが捜査を開始する。
その大学病院で研修医をしていたＳＴリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙するー。
感動のラストが待つ好評「色シリーズ」第２弾。

医学で重要視されるべきは、研究か？治療か？・・・医療の倫理に問いかけるストーリー。
大学病院など大規模病院における医療体制や診療の仕組みに、一石を投じています。
赤城の人となりを掘り下げた話で、おもしろかったけど
STのメンバーたちの独特の個性があまり発揮されておらず、STシリーズとしての含みが少なかったかもしれません。

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