佐々木譲 人質

佐々木譲さんの　道警シリーズ　第6弾　人質　を読み、とりあえず現在文庫化されている作品はすべて読破しました。

あらすじ・・・・（「BOOK」データベースより）
５月下旬のある日、生活安全課所属の小島百合巡査部長は
以前ストーカー犯罪から守った村瀬香里との約束で、ピアノのミニ・コンサートへ行くことになっていた。
香里よりひと足先に、会場である札幌市街地にあるワイン・バーに着いた小島は、そこで人質立てこもり事件に遭遇する。
犯人は強姦殺人の冤罪で４年間服役していた男、中島喜美夫。
そのコンサートの主役は、来見田牧子、冤罪が、起きた当時の県警本部長の娘だったのだー。
一方、同日の朝に起きた自動車窃盗事件を追っていた佐伯宏一警部補は、香里から連絡を受け、事件現場へ向かったのだが…。

これまでの5作品は、いくつかの事件が重なり合って、内容が濃く重く専門的で
難しい用語も多くなかなか読み進められなくて、読み切るのに時間がかかってしまっていたのですが
この作品に限っては設定が割と平易で、トントンと読めてしまって
気持ちが構えていただけに、ちょっと意外だったりもしました。
設定は面白くドキドキできましたが、いろんな意味でもう少し後日談的な補足も欲しかったような気がしました。
シリーズはまだ続いているようなので、次作が文庫化されるのを楽しみに待つことにします。

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