最近、読んだ本の中で、一番感心したのが、この本です。
三瓶恵子さんの「人を見捨てない国、スウェーデン」・・・
税金がものすごく高いとか、学校とか病院にお金がかからないとか、老後の心配がないとか、
色々話には聞いていたけど数字でそこを見せられると「すごいなぁーー」と言わざるをえない。
知らない事が多すぎたけど・・・本当に良く出来た制度ですね。
面白かったのは、永六輔さんの「無名人のひとりごと」・・・
読みながら、そう!そう!と、うなずく事が多かったです。
「ジジのつぶやき」の中で
「年を取ったら三ツのことを約束して下さい、っていっています。
転ばない、風邪ひかない、義理は欠く。」とか、
「身体が不自由になったと思っちゃいけません。
身体の部品の使い勝手が悪くなった・・・。考え方です、考え方。」とか、
「長生きするということは……友達がいなくなるってことなんだよね。
……めでたかないねェ。」 と書いてあるところは、
身体が不自由になってからは痛切に感じました。
もう1冊、肩も凝らず、とても面白かったのは、
大山淳子さんの「猫弁と透明人間」・・・
主人公の座右の銘は、7歳の時に分かれたお母さんの教え・・・
「万事休すのときは上を見なさい。すると脳がうしろにかたよって、
頭蓋骨と前頭葉の間に隙間が出来る。その隙間から新しいアイデアが生まれる。」
このフレーズが楽しくて好き!! 文句なしに楽しめました(笑)
一昨日のニュースで、本屋大賞を貰った「百田尚樹さん」といえば、
友達に勧められて読んだ「影法師」を思い出していました。
男性同士の友情、ここまで自分を犠牲にできる想いって・・・親友の為に、
自分の人生を捨て影のように生きた彦四郎の事が胸にジーンとくるものがありました。
今回、受賞された「海賊とよばれた男」も、是非、読んでみたいと思いました♪