東京新聞、朝刊の「筆洗」!!
時々、とても気になる事が書いてあります。
今日の「筆洗」も、そんな記事! そのまま、載せます。
「地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めている。
国民をバカにして戦争にかり立てる。
自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」。
昔、有名なロック歌手がそう書いていた
▼「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」という題名でつづったのは、
四年前に亡くなった忌野清志郎さん。
雑誌で連載していたエッセーをまとめた「瀕死の双六問屋」(小学館文庫)に収録されている
▼書かれたのは阪神大震災から五年後。
ただ、よく見ると、「没原稿その二」とある。
事情があって雑誌には掲載されなかった原稿が、単行本化する際に復活したのだろう
▼欧米とは違って政治的発言を控える芸能人が多い中、レコード会社の横やりにも負けず、
反核や反原発を訴える曲を発表してきたこの人が健在だったら、
福島の原発事故の後、どんな行動をしただろうか、と想像してみる
▼衆院の代表質問で安倍晋三首相はきのう、憲法九六条の改正に強い意欲を示した。
反発の強い九条は後回しにして、発議の要件を緩める既成事実をつくり、
外堀から埋める戦術だ
▼「五十年以上もの間、戦争の無かった国は世界でも珍しいのだ。
その点だけでも日本はすばらしい国ではないか」とも清志郎さんは書いていた。
それを誇りに思えない人たちが、残念ながら増えているらしい。
忌野清志郎さん・・・気骨のある人、もういないんですね。。。