奈良岡 朋子さん講演会

広島市民劇場創立50周年記念
女優の奈良岡朋子さんの講演会のチケットをいただいたので、行ってきました。




ジャケットにパンツスタイルで、さっそうと登場されました。

話の内容からいくつなんだろう？？？と思いながら・・・

役者をやっているから、元気なのか！？元気だから役者をやっているのか！？
タマゴが先か鶏が先かと同じかしら？・・・と、結構おちゃめ！！

人の名前が覚えられないし忘れるし・・・とおっしゃってましたが、
あの～とか、え～とか全然ないんですよ。
彼女の話し方は、ここちいいというか、自然というか・・・・引き込まれていきました。

80歳なんですねぇ～・・・・びっくりしました。

　奈良岡さんって、いて座で、AB型
私と同じなんです。なんだか親近感ありありです。　


最後に「一本のえんぴつ」を朗読してくださいました。

１５００曲以上ある美空ひばりさんの歌の中で唯一、戦争とヒロシマを歌ったもので、
第１回平和音楽祭で歌われたものです。

　あなたに聞いてもらいたい
　　　あなたに読んでもらいたい
　　　あなたに歌ってもらいたい
　　　あなたに信じてもらいたい


一本の鉛筆があれば　私はあなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば　戦争はいやだと私は書く


　　　あなたに　愛をおくりたい　
　　　あなたに　夢をおくりたい
　　　あなたに　春をおくりたい　
　　　あなたに　世界をおくりたい

一枚のザラ紙があれば　私は子どもが欲しいと書く
一枚のザラ紙があれば　あなたを返してと　私は書く

一本の鉛筆があれば　８月６日の朝と書く
一本の鉛筆があれば　人間のいのちと私は書く　


１９８８年、第１５回広島平和音楽祭で再び、ひばりさんはこの曲を歌われました。
これが、美空ひばりさん最後のステージとなりました。
翌１９８９年６月　美空ひばりさん永眠（享年５２）

このひばりさんの最後のステージ広島平和音楽祭を私は会場で聞きました。
後で知ることとなりましたが、この日、控え室ではベッドが用意されて点滴をされていたということ・・・・
舞台ではそんな様子は全く感じられませんでした。

ひばりさんが歌い終わった後、
司会をしていた上条恒彦さんが、涙で言葉が詰まって・・・・それもかなり・・・
このことはとても印象深く心に残っていましたが、
こういうことだったんだと、あとになって、わかりました。

このときの、ひばりさんの歌にも感動しましたが、

奈良岡さんの朗読は胸にジーンときて、涙があふれました。
すばらしい講演会でした。

misakoさんチケットありがとう　　
一人で聞くのは、ちょっともったいなかったなぁ～



久々に真面目なのりさんママなのでした～