新聞のコラムにこんな時間貸し駐車場の話が載っていた。
「地方の駅前にはたくさんの駐車場がある。私が利用している最寄りの駅前にはスーパーマーケットも商店もないので。駐車場だらけといってもよい。」
(中略)
「無人の時間貸しの駐車場である。同じタイプのものが、我が駅前にもあって、先日そのすぐ隣に同様の駐車場がオープンした。料金は、入庫から24時間までを一日として、最大で一日700円である。それが新設の駐車場は500円になった。」
(中略)
「新しい方は隣りあわせた分だけ駅から遠い。でもそれだけでこの差になんるのだったら、高いままの方はがら空きになる、そう思っていたら、ならない。そこそこには入っていて、土日ともなると両駐車場とも満杯になる。経営として考えると、料金の設定は間違っていなかった、ということになるのだろうか。悔しいからどれだけ違うのかと2つのゲートの間を歩測してみたら、70歩である。一歩おおよそ3円だ。高い!
細かいことを言うな、と言うなかれ。横着も度が過ぎると、自身の身体を忘れてしまいかねないからだ。」
この記事をみて、なるほど…と思った。時間貸し駐車場(おそらくタイムズ?)は本当に料金設定がスゴイな…って思う。みなさんは駅から近い1日700円の駐車場(仮にA駐車場)と、隣の駅から少し遠いだけの1日500円の駐車場(仮にB駐車場)の料金設定をどのように分析しますか?
義綱なりの分析はこちら!
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きっと、B駐車場はほぼ土日は満車状態で、平日もそこそこ埋まっていると考えられる。そこで、A駐車場はすぐ隣にあるB駐車場に合わせて500円に値下げすればっきっと平日も休日も満車になると思う。しかし、そうしないのはなぜか?義綱的には「A駐車場が売り逃がし」を防止するために料金を下げないのだと思う。
・一か月の休日(土日+祝日)を仮に9日間とする。
・休日はA駐車場もB駐車場も満車状態が続くとする。
・A駐車場もB駐車場も駐車できる台数は6台とする。
A駐車場の1か月の休日の儲けは…
9(日)×6(台)×700円=37800円
B駐車場の1か月の休日の儲けは…
9(日)×6(台)×500円=27000円
AもBも満車になってしまえばそれ以上の売り上げは見込めない。これが売り逃しである。その時に売り上げに差ができるのは料金設定だ。満車が続く状態であれば料金は値上げした方がいいのである。計算上では実に月で1万円も売上が違う。これは単純モデルなので実際はもっと頻繁に出入りすると思うのでもっと儲かると思う。しかし1万円も開きがあれば、平日にB駐車場よりA駐車場の方が台数が少なくてもそんなに損ではないと思う。だから経営的に見ると計算上もそれほど損していないと思う。
さらに、心理的面からもA駐車場に有利な点がある。それはわずかに駅に近いなんていうセコイ理由ではない。かりに500円のB駐車場が満車ならば、消費者としてはどうするか?近くで駐車場を探す手間を考えれば、200円くらいの差を目をつぶってA駐車場に止めるのではないか?売り逃がしを防止し、満車になるかならないギリギリでの状態での料金設定。これが時間貸し駐車場のうまい経営なのである。タイムズあっぱれ!
「地方の駅前にはたくさんの駐車場がある。私が利用している最寄りの駅前にはスーパーマーケットも商店もないので。駐車場だらけといってもよい。」
(中略)
「無人の時間貸しの駐車場である。同じタイプのものが、我が駅前にもあって、先日そのすぐ隣に同様の駐車場がオープンした。料金は、入庫から24時間までを一日として、最大で一日700円である。それが新設の駐車場は500円になった。」
(中略)
「新しい方は隣りあわせた分だけ駅から遠い。でもそれだけでこの差になんるのだったら、高いままの方はがら空きになる、そう思っていたら、ならない。そこそこには入っていて、土日ともなると両駐車場とも満杯になる。経営として考えると、料金の設定は間違っていなかった、ということになるのだろうか。悔しいからどれだけ違うのかと2つのゲートの間を歩測してみたら、70歩である。一歩おおよそ3円だ。高い!
細かいことを言うな、と言うなかれ。横着も度が過ぎると、自身の身体を忘れてしまいかねないからだ。」
この記事をみて、なるほど…と思った。時間貸し駐車場(おそらくタイムズ?)は本当に料金設定がスゴイな…って思う。みなさんは駅から近い1日700円の駐車場(仮にA駐車場)と、隣の駅から少し遠いだけの1日500円の駐車場(仮にB駐車場)の料金設定をどのように分析しますか?
義綱なりの分析はこちら!
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きっと、B駐車場はほぼ土日は満車状態で、平日もそこそこ埋まっていると考えられる。そこで、A駐車場はすぐ隣にあるB駐車場に合わせて500円に値下げすればっきっと平日も休日も満車になると思う。しかし、そうしないのはなぜか?義綱的には「A駐車場が売り逃がし」を防止するために料金を下げないのだと思う。
・一か月の休日(土日+祝日)を仮に9日間とする。
・休日はA駐車場もB駐車場も満車状態が続くとする。
・A駐車場もB駐車場も駐車できる台数は6台とする。
A駐車場の1か月の休日の儲けは…
9(日)×6(台)×700円=37800円
B駐車場の1か月の休日の儲けは…
9(日)×6(台)×500円=27000円
AもBも満車になってしまえばそれ以上の売り上げは見込めない。これが売り逃しである。その時に売り上げに差ができるのは料金設定だ。満車が続く状態であれば料金は値上げした方がいいのである。計算上では実に月で1万円も売上が違う。これは単純モデルなので実際はもっと頻繁に出入りすると思うのでもっと儲かると思う。しかし1万円も開きがあれば、平日にB駐車場よりA駐車場の方が台数が少なくてもそんなに損ではないと思う。だから経営的に見ると計算上もそれほど損していないと思う。
さらに、心理的面からもA駐車場に有利な点がある。それはわずかに駅に近いなんていうセコイ理由ではない。かりに500円のB駐車場が満車ならば、消費者としてはどうするか?近くで駐車場を探す手間を考えれば、200円くらいの差を目をつぶってA駐車場に止めるのではないか?売り逃がしを防止し、満車になるかならないギリギリでの状態での料金設定。これが時間貸し駐車場のうまい経営なのである。タイムズあっぱれ!