畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

2019(平成31)年に整備完了

2008-09-16 21:13:55 | 歴史
 最近始めて知ったのですが、今年の1月になって山梨県甲府市が武田氏館の保存・整備を武田信虎が館を築いてから500年記念の2019(平成31)年までに行うことを発表した。武田氏館は「躑躅が崎館」(つつじがさきやかた)とも言われ、平地に築いた大規模な館と城下町を持つ(武田氏が大きな城を持つようになるのは、武田晴信(信玄)の時代である勝頼が築いた新府城まで時代が下る)。
 現在の武田氏館は、武田神社がぽつんと立っており、往年の巨大な館は素人が想起するのは難しい。「史跡武田氏館跡基本構想・基本計画」によると総整備面積は、約7万1000平方メートル。「大手門周辺」「北郭全域」「西曲輪」「梅翁曲輪」のエリアごと4期に分けて整備するとても大規模な計画である。

 最近は史跡は復元(復原)ブームである。平城宮跡(奈良県)しかり、一乗谷朝倉史跡(福井県)しかりである。また、大内氏館跡(山口県)も復原整備が進められている。
http://www.city.yamaguchi.lg.jp/dannai/soshiki/kyouiku/bunkazai/yakata/yakata.htm
大内氏館跡の中央に龍福寺が現存するので、史跡としての完全整備は難しいが、現在西門と枯山水の復元が完了している(上記サイトより。ただ西門…こんななんでいいの?とちょっと疑問に思う…なんか変?)。ガイダンス施設なんかもできるようで、一層の中世史跡への興味関心が深まるものと期待される。
 武田氏館の整備にしろ、大内氏館の整備にしろ、うらやましく思う。我が七尾城はこれいかに…。