「第4回 金沢・能登のれん市」に行ってきました。JR八王子駅の駅ビルにある八王子SOGOの特設会場で2006年から毎年恒例となっている「金沢・能登のれん市」です。私自身が行くのはこれで3回目。毎年やっているとは知らずに、2007年は行くのを逃してしまいましたが、それ以後は毎年欠かさず家族で、訪れ大量にお買い物(笑)そんな様子を今年もレポートします。
題名の通り、「金沢・能登のれん市」なので、加賀のお店も結構出展しています(むしろというか、やはりというか加賀のお店の出店の方が多い…)。ただ、能登守護という職責を義綱は全うするため、加賀のお店での買い物は最低限に抑え、能登のお店ブースでしこたま買う、というのが我が家の暗黙のルール(苦笑)
さて、この物産展の一番のメインは、珠洲市飯田町にお店を構える「メルヘン日進堂」さん!ここのバームクーヘンは、しっとりとしていて、深い味わいでビックリするほどおいしい。また、こだわりは味だけでなく外見にもあり、中世前期に繁栄した「珠洲焼」を模してつくった「珠洲焼の里 バームクーヘン」は、贈答品としても秀逸な一品。さっそく、自宅用と贈答用で2つ購入3000円也。お店の人に「とっくりバウムは今年は、売ってないんですか?」と聞くと、「あらっ、よくご存知ですね。すみません。今年は持ってきていないんです。」とのこと。商品を袋につめる時、「いつもご利用ありがとうございます」とおまけもつけてくれた!能登人はやさしい。
ブースの横には、バームクーヘンの塊が(驚)とても、おいしそう…。全部食べたい。
次は穴水町にあるお店のブース。能登と言えば、七尾湾や日本海で獲れたおいしくて豊富な海産物が有名。お店で、「岩のり」を購入。スーパーなどの市販のものと違ってうまいんだなコレが。我が正室は嫡男と昆布を買っていた。昆布の吸い物もうまいねぇ。
次に向かったのが、去年からの出店か?羽咋市にお店がある「高澤醸造」。ここでぜひ買いたいのが「どぶろく」。「どぶろく」は戦後、脱税のために作られた歴史があり、製造禁止とされた。中世に広く親しまれた「どぶろく」の味が味わえないのは残念と、せめて雰囲気だけでもと「にごり酒」を飲んでいた。しかし、小泉内閣が進めた規制緩和で、羽咋市は、「どぶろく特区」を申請して認められどぶろくの製造・販売が可能となったのだ!「にごり酒」と違って、どぶろくはアルコールのにおいが際立つこともなく、悪酔いしない(あくまで本人の感想です)。日本でも限られたところでしか作られない「どぶろくの味」をぜひ堪能するため、この機会を逃さず「辛口」を購入。1500円也。
輪島の漆器なども展示・販売されていたが、当然本物の漆器はかなりの高級品ゆえ手を出せる金額ではない…。結局、食べ物ばかり15000円分ほど買い、能登の経済に貢献して「のれん市」を後にした。