安土城跡を出発し、武藤様の車に乗って京都へ。安土城の向かいに六角氏の本拠・観音寺城があるが、この城は見て周るには最低でも半日はかかるので今回は残念ながらパス…(泣)。途中「♪京都~大原三千院♪」が見えたが、とにかくメジャースポットは却下。
そして、京都大徳寺へ。この大徳寺はとっても広く、色々な塔頭が存在する。そのひとつに畠山義総が創建した興臨院がある。写真にもある表門は室町時代のもので重要文化財だそうだ。特別公開期間しか中を見れないというのも、また日本人らしい「限定物大好き根性」で嬉しい(?)
建物の中はとても簡素かつ質素な造りである。狭くはないが茶室も派手さを感じない。創建当時の建物は焼失して残っていないというが、天文年間には再建されているので、十分室町風情を残していると言える。「畠山義元公菩提寺」とあったが、建物内に能登畠山氏関連の位牌はなかった。残念。
京都は本当に静かなところである。この寺院にいると、都心にいることを忘れさせるような静けさだった。休日のため、観光客が多いのが残念。より静かな環境を求めるのであれば、朝早くに訪れるのもよいかもしれない。都心のようで、都心さを感じないところが歴史的な趣のある街。次は武藤様の案内で、船岡山の合戦で陣が置かれた船岡山に行く。
これはまた次の機会にしましょう。
一泊二日のスケジュールでは、最善の史跡に回れたと思います。ありがとうございました。お楽しみはまた次に残しておきましょう!