畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

時の調べ

2006-08-04 22:40:39 | 日記

 1998年から私は「能登畠山氏七尾の歴史」を開設しているが、ずいぶんと歴史サイトも減ってきたものだと思ってしまう。自分があまり顔を出さなくなったのかもしれないが、ずいぶんと有力サイトが誕生しては消えていった。
 リンク切れしたサイトを見たり、更新が止まって掲示板に怪しい広告が大量に書かれているとそれこそ寂寥感いっぱいだ。今も内容のつまったサイトは誕生したり存続したりするが、過去にあったサイトを思い出し「この管理人が現在までサイトを続けてたらどんなコンテンツが生まれたんだろう。」と、感傷に浸ってみたりする。そしてついついリンク切れしているアドレスをクリックしてみてしまう。
 こういう時には、信長の野望戦国群雄伝の一般大名の行政音楽「時の調べ」を聴く(ちなみにサントラ手に入れました)。とてもゆったりとした曲で、戦国の世を忘れる音楽。さすが菅野よう子の曲である。この曲、なんと歌詞もあるのである。

「時の調べ」 作詞:霜月智恵子
陽射しがたちこもる窓辺は穏やか
こんな日面影が胸を焦がしてく

流れる雲の中羽撃く鳥たち
同じ姿二度と見ることはないの

奏でる時の音響かせて
小さな世界を抱きしめて

日暮れはまだ遠くあなたは近づく
誰にも越えられぬあなたの優しさ

傷つきみつめ返す度に解ってく
あの頃近すぎて二人気付かない

ひとりで淋しさを燻らせる時は
あなたが話してた言葉拾い出す

奏でる時の音響かせて
小さな世界を抱きしめて

今でもすべて心の隅残している
そんな私今を幸せに思う

静かな水面のその下で
小さな世界を抱きしめる

 素晴らしい曲と歌詞。この曲を聴いているとふとこんなことを考える。戦いに明け暮れる中で、己を信じながら精一杯生きる人間の生き様。そこには、メジャーな人物もマイナーな人物も男性も女性もない。ただ、精一杯生きる「人間」がいるのである。これから歴史を作っていく人たちも…そして、歴史の表舞台から消えていった人たちも、その瞬間瞬間を一生懸命生きていることには変わりないのだから。
 ゲームでは、戦争が終わったり、大名が死亡して一端この曲が止まっても、またすぐに曲は再開される。そう、時は決して止まらず流れていくのである。そう、私たちが生きるこの「現代」も同じである。何が起きても時だけは止まらず流れていくのである…。
 

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