畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

核実験

2006-10-09 18:45:24 | 歴史
 今日は歴史的にもターニングポイントとなる日かもしれない。いよいよ第3次世界大戦の入り口にさしかかったのかと言えるほど事態は逼迫した状況である。
 今の北朝鮮の状況は、戦前の日本と状況が似ている。戦前の日本は国際的に孤立しても周辺諸国への侵攻を止めなかった。それに対し、ABCD包囲陣が日本を追い詰め、ついには日本の石油輸出のほとんどを依存している米国が石油輸出禁止措置を行った。日本を追い詰めた結果どうなったか。1941年12月の真珠湾攻撃がその結果である。その前からヨーロッパで始まっていた第2次世界大戦に日本も参加してしまい結果、他国にも自国にも甚大な被害を及ぼしたのである。
 翻って今の北朝鮮の状況はどうか。再三の世界の警告に関わらず核開発を継続し、そしてついに核実験を強行した。世界各国は一斉に断固とした措置を取る事を表明している。無論核実験をした国を表向きから甘えさせてはさらに勢いづいてしまうことは言うまでもない。しかし、同時に「制裁のための制裁」では戦前日本の二の舞になってしまう。だから「制裁の対して、放棄した時にいかにメリットがあるか」を提示しないといけないと思う。(無論、ただ甘やかしたクリントン政権時代の米国のようではいけないが)
 普通の人なら、説教をしたり、刑罰をちらつかせれば悪い行動は止めるだろう。しかし、今までかなり悪い行動をしてきてツッパってさらに興奮している人に対し、どれだけ説教しても話が通じないであろう。いったい世界の国々はどのように、この「北朝鮮」という興奮している人を説諭できるのか。歴史を繰り返さないためにも、世界の国々の外交に期待する。(無論私がどうのこうのいうまでもなく、国と国との外交というのは我々の考えの及ばないレベルで色々なシミュレーションをしているのだろう。でも、外交は結果論であることもまた、事実である)

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2 コメント

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Unknown (武藤舜秀)
2006-10-16 11:38:35
これはおそらく噂程度かも知れませんが、
今、アメリカや日本が北朝鮮を締め出してこれに韓国、中国、ロシアも安保理で承認させて経済制裁・経済封鎖を行わせれば、いづれ北朝鮮内でクーデターが起こるであろうと読んでいる筋があります。
実際、金総書記長の銀行口座も凍結されていますから、褒美を与えるだけの金が無く、兵士の忠誠心が買えないと云うことです。
しかも、兵士は家族の飢餓或いは餓死を直で見て、金総書記の生活を見ていたら誰だって怒るでしょう。それを抑える為に褒美を与えていたのです。だから、北朝鮮が核実験を今後しようが武力行使は起こさないようです。
ただ、日米は国連憲章7条の42章の武力行使もある程度視野には入れているようですが。

ただ、中川政調会長の核議論は早計だと思いますよ。それよりか、ミサイル迎撃のシステム構築が最重要だと思いますね。
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Unknown (畠山義綱)
2006-10-17 22:17:26
MDシステム賛成
武藤様と同じくミサイル防衛に私は賛成です。多大な金がかかるかもしれませんが、自分の国を守ることが大事ですよね。でもアメリカにおいしいところを持っていかれるのだけはごめんです。
 クーデターはおこるでしょうか。いくら北朝鮮でも自分の国の畑などもありますし、それで側近の忠誠を買える金も作れるのではと思っています。相当の独裁国家ですからね…。タイのように平和なクーデター(?)が一番理想なのですが(笑)
 日本はちょっと制裁なども急ぎすぎているような気がします。確かに北の行動は許しがたいですが、わが国が真っ先に狙われることが心配です。強い人(米国)の後ろに隠れている人(日本)が、やたら強気だったら…。矛先が真っ先に向かってくるのではないかと心配です。
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