ぬえの能楽通信blog

能楽師ぬえが能の情報を発信するブログです。開設16周年を迎えさせて頂きました!今後ともよろしくお願い申し上げます~

決算報告

2012-03-15 01:18:04 | 能楽の心と癒しプロジェクト
能楽の心と癒しプロジェクト
宮城県気仙沼市・石巻市・大崎市訪問活動(2012年2月10日~13日)


 〔決算報告〕

 【収入の部】
     前回活動繰越金(ボラ扱い)    117,424円
     前回活動繰越金(ギエ扱い)    15,338円
     銀行口座募金(ボラ扱い)      13,000円
     大崎市募金(ボラ扱い)       29,951円
     大崎市募金(ギエ扱い)       28,662円
     預金利息(ボラ扱い)            3円     収入計  204,378円
                          内訳:ボラ 160,378円 ギエ 44,000円

 【支出の部】
  〈活動費〉
    ◎交通費   48,928円
     (ガソリン代              24,918円)
     (小林わかば交通・宿泊費)    24,010円

    ◎雑 費    1,680円
     (DVDディスク等          1,500円)
     (プログラム印刷費          180円)       活動費計  50,608円

  〈寄付金〉
    ◎被災者支援団体寄付金     44,000円
     (チーム神戸へ          22,000円)
     (明友館へ            22,000円)       寄付金計  44,000円


                                  支出計   94,608円

 【収支差引残額】                         残額    109,770円
                          内訳:ボラ 109,770円 ギエ 0円
※注※
・例によって宿泊はすべて現地関係者ご厚意により提供されたため支出なし。

・こちらも恒例であるが、食費については旅行がなくても掛かる費用であること、遊興との誤解を招くこと、酒食の区別がつきにくいことから経費として支出しなかった。

・収支差額(104,767円=すべてボラ)は今後の活動費用として活用し、支出明細を明らかにする。

・今回はプロジェクトのメンバーではない小林わかば氏の交通・宿泊費を支出したが、氏は今回の訪問活動の目玉企画である「パレットおおさき」プラネタリウムでのチャリティ公演の企画をプロジェクトにもたらして頂いたばかりか、運営~投影時のアナウンス、さらには石巻市大橋仮設住宅での公演でも司会・解説・撮影の労を勤めて頂いた。プロジェクトへの功績は大であり、またこの支出はプロジェクトの口座に募金頂いたボラからではなく「パレットおおさき」公演でお客さまから寄せられた募金の中から公演に必要な経費として支出をしたと考えることもできるので、特例として支出を認めた。

・大崎市・パレットおおさきプラネタリウム館で行ったチャリティ公演の際に募金箱に寄せられた募金の総額は 58,613円である。ボラかギエか募金者の意向は判断できないため、以下の基準に基づいてほぼ等分に配分することにした。
 ①3/11の震災1年の日を境にボランティア団体の活動は大幅に変化が予想される。現実に「能楽の心と癒やしプロジェクト」が支援する対象として明示している「チーム神戸」は3月中にて現地の活動を終了する旨を聞いており、「明友館」も3月末にて現在の拠点を市に返却し退去する予定である。ほかに今後も引き続いて現地で活動を続ける信頼すべき団体を見つけ、当プロジェクトとして義援金の提供先を明示できる段階になるまでしばらくギエは保留されるべきで、これまでに寄せられたギエの総額を上記2団体に寄付することで一旦清算することにした。
 ②パレットおおさき公演にて募金箱を設置することは、当初施設側から公的機関であることから難色が示された。すなわち被災地への直接的な支援金、つまりギエであれば問題ないが活動資金、つまりボラの募金は使途が明確でないので問題、という事であった。結果的にはプロジェクトの活動に信頼を頂き、またブログで決算書を明示している事が評価されてボラとしての募金も認められたが、館の意向を尊重し、募金の総額をギエと ボラに等分することにした。
 ③このことから上記2団体への寄付金をきりの良い金額にし、かつこれまでに募金頂いたギエの金額を精算するために、パレットおおさきでの募金を等分(29,306円5分)に分け、これまでのギエ募金額(15,338)と併せたギエ金額(44,644円5分)のうち端数(644円5分)をボラに繰り入れた。これによりギエはこれまでの募金と今回のパレットおおさき募金を合わせて 44,000円となり、これを2団体に等分に寄付した。

・今後のギエ募金については、引き続き受け入れるものの、現地で活動する信頼すべき団体が見つかってから、またある程度金額がまとまってからこの団体に寄付する。

                                           以上
  平成24年3月5日





                           「能楽の心と癒しプロジェクト」


                               代表   八田 達弥

                                    (住所)
                                    (電話)