米子の熱い女性から誘われて、農業にミネラル水を使うと、との話を聞きに鳥取まで。
鳥取県議の浜田妙子さんもご一緒しましたが、僕的には相当収穫があったように思います。
雲母を含んだ岩石から、硫酸を使って抽出したミネラル水、開発された森田さんの説明では、イオン化しているので作物が吸収できると。
ミネラル分は、今の便利な食生活では最も不足する栄養素で、多くの肉体的な病気、心の病や発達障がいなどが増加している要因と指摘する専門家が増えています。
農業の分野でも、化学肥料と農薬に依存する慣行農法に変わった結果、作物に含まれるミネラル分はじめビタミンなどの栄養素は、ある意味激減しています。
必要なミネラル分を補給できる食事は、昔ながらの食事ですが、お野菜の旨味や必須栄養素摂取が高まればもっといいのではと思います。
更に、何かを使うことで作物の食味が増し、収量がUPすれば、慣行農法からの転換の後押しもできる。
そんな思いがあって、どうなんだろうと半信半疑で出かけました。
鳥取では、開発された森田顧問と、鳥取市で唯一農業にミネラル水を使っているという83歳のかくしゃくとした高齢農業者の方が待っていてくださいました。
この百姓のおじさん、使い始めて3年。お米の収量が反当6俵から9俵に向上し、食味がぐっと増したとか。その上、ミネラル水を使ったお野菜は、産直市で真っ先に売れるのだとか。
ただ、一緒にやっている息子さんは、頑として自説を曲げず、父であるこのおじさんに従わない。
水田での使用は、10倍に希釈した反当1Lのミネラル水を水田の引き水に一晩かけて点滴状に落とす。これを一作に何度か繰り返すだけ。分げつが進み、苗も強くなり倒伏しない。へえ!
畑では、10,000倍の希釈液を2~3回程度葉面散布する。圃場に撒く場合は、耕す時に5,000倍の希釈液を散布するのだとか。でも、農業の専門家ではないので、その辺りのデータは蓄積中?
富山とか和歌山では、大きく展開している~と言っても2~3年~農業法人では、16万円の投資で1,500万円の増収につながった事例もあるのだとか。
僕のスタンスは、基本的にはなくてもいいかなと思いますが、自然農や自然栽培を始めるにあたって、ミネラル水の使用によって微生物の活性が上がり、作物の生育と食味が向上すれば、農法に合った土が早くでる。それによって、生産性や採算が早く向上すれば後押しできるかもと。
僕の畑で、5年目にしてまだ苦戦中の畑で使ってみて、確信できるような実績が上がれば、有機農業や自然栽培・自然農法を目指す皆さんの後押しができるかもと思っています。
明日、早速葉面散布。近々耕起予定の畑には土壌散布をしてみようと思っています。
結果がどうなるのか?楽しみです。