<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

お静かに

2015年10月14日 07時33分54秒 | Weblog

一気に冷え込んでいる。炬燵をオンにして暖を取る。長袖の上に更にジャンパーを着込む。それでも寒い。熱いお茶を啜る。熱い味噌汁を飲む。東の空から昇った日が大地いっぱいに差し込んできた。もう大丈夫だろう。

玄関先に小菊の盆栽仕立てを飾った。草丈は1mもない。全体が半球の球形。赤に近い黄色だ。小菊なので花数が百をこえている。豊かだ。豊かな秋だ。わたしがいま豊かな秋にいること、それをほのぼの指し示してくれる。

一日長生きをすればそれだけ悪事も募る。とすれば一日の長生きも手放しで褒められたものではない。将棋の歩はあるとき金に変わって俄然活躍をする。こうだといいのだが、さぶろうの場合はこういう変わりをしていかない。むしろ悪事を増やしている。あれを見てこれを聞いて悪煩悩の火が燃え上がる。

お静かに。お静かにと目配せをする。するとそのときだけは悪煩悩の火がちょろ火になることがある。それでずっと言い続けていなければならない。お静かにお静かに。

見渡してみるとなるほど静かにしているものが多い。空が静かにしている。山が静かにしている。風が静かにしている。秋が静かにしている。

コメント
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