仏、此の経を説き己(おわ)れり。舎利弗(しゃりほつ)、及び諸々の比丘、一切世間、天、人、阿修羅等、仏の説きたまひし所を聞いて、歓喜し、信受し、礼を作(な)して、去れり。
仏説阿弥陀経より
*
釈迦牟尼仏が此の阿弥陀経の経典をことごとく説き終わられました。舎利弗尊者をはじめそこで聴いていた弟子達、修行者たち、それから六道にあって修行している人たち、天人、人間、阿修羅、餓鬼、畜生、地獄の鬼たちは、仏が説かれた涅槃・寂静・往生・成仏の本願を聞き取って、歓喜し、それをそのまま信じて受け取り、深々と礼をして立ち去って行きました。
*
此処で阿弥陀経がおしまいになっています。
*
わたしもここの中にいたのです。わたしも釈迦牟尼世尊の傍にいて、阿弥陀経を聴いていたのです。だからいまも何度も何度も此処へ戻って来ます。この場に戻って来ます。そして歓喜します。あれからもう多くの多くの歳月が過ぎていきました。わたしはいまは人間をしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます