さてと、外に出ようか。
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今朝もブログを数篇書いたけど読み手がつかない。
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ぶらりぶらりしようか。
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行く当てがないけど。
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ドライブをしよう。梅を見、梅を見、梅を見て。
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何処へ行こうとお爺さんは老い耄れお爺さん。
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お爺さんは一人。寂しいお爺さんをしているしかない。
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華やかにしているのは白梅紅梅。美しくしていられるのは春ばかり。
さてと、外に出ようか。
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今朝もブログを数篇書いたけど読み手がつかない。
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ぶらりぶらりしようか。
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行く当てがないけど。
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ドライブをしよう。梅を見、梅を見、梅を見て。
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何処へ行こうとお爺さんは老い耄れお爺さん。
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お爺さんは一人。寂しいお爺さんをしているしかない。
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華やかにしているのは白梅紅梅。美しくしていられるのは春ばかり。
雪沓(くつ)も履かず猪・貂(てん)・狐
山鳩暮風
わたしの落選の俳句。これも。
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雪の原野に足跡がついています。猪や貂や狐の通った足跡です。足跡の雪の小さな穴ぼこには雪沓の形跡がありません。
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そうなんです。雪沓を履いているのは鉄砲撃ちだけです。山の獣たちはみな素足です。年中素足の裸足です。
美しい四月のヌード箱に入れ鍵を掛くれば開けてと騒ぐ
山鳩暮風
落選したわたしの短歌作品。
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四月はみんななまめかしいヌード姿をして登場して来ます。美しい山桜も桜の山もヌード姿です。美しいクロッパスもチューリップも、花園もヌード姿です。ふんわりふんわりやさしくやさしくして、女性をしています。十代の若い娘さんをしています。
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これ以上年を取らないで済むようにわたしは彼女たちのヌードを宝の小箱にしまい込みます。思い出の中で独占するために、鍵を掛けます。外に出られないようにします。
すると四月のヌードたちは口々に開けて開けてと騒ぎ立てます。夜も昼もなく騒ぎ立てます。外は春の光。惜しみなく降り注ぐ春の光。彼女たちも春の光を浴びたいのです。
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こうして、あとになって読み直すとなるほど落選にふさわしい作品だったと合点がいきます。いつも独り合点が過ぎているのです。
銅像の江藤新平雪睫
山鳩暮風
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佐賀市神野公園に江藤新平の銅像が建っています。佐賀の乱の咎を受けて、明治の頃に、処罰されてしまいました。初代司法卿を務めた偉人です。最後は賊臣扱いをされてしまいました。
涙が零れて涸れて天空に駆け上がって、それが雪になって銅像の睫を覆い隠しています。40歳でこの世を去りました。
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わたしの落選の俳句です。
ありがとうみな此処にゐる ありがとう茜雲・山・案山子・おばあさん
山鳩暮風
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皆此処にいてくれています。わたしはありがとうありがとうを言っています。茜雲が山を染めています。夕暮る畑には案山子が立っています。まるで絵のようです。絵の中にはわたしの大好きなおばあさんもいます。みんなが此処にいてくれるのがありがたいです。
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わたしの落選の短歌です。
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わたしが死ぬときには、こうしてみな絵の中に来て集まってくれそうな気がします。
追い出された鬼寒かろう霰降る
山鳩暮風
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川柳のつもり。落選だった。
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2月の寒い日。霰降る日。2月は豆撒き。追い出された鬼は寒かろう。何処でどうして過ごすことになるのやら。
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寒かろう寒かろう。囲炉裏に燃えるあたたかな火に招き入れてくれる福の神がいるはず。人間福の神がいるはず。
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鬼にしたのは福の神。差別したのは福の神。鬼が居なければ福は福でいられない。
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お慈悲の心を持つのも、しかし、同じ福の神。
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人は芸人。鬼を演じたり福を演じたりする。
低い鼻でも威張ってて真ん中に
山鳩暮風
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わたしの新聞読者文芸投稿の川柳作品。投稿したが落選だった。いつもいつもこうだけど。
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鼻が低いことを悩んで過ごして来たけれど、その低い鼻はオカマイナシ。ひとり威張ってて、顔の真ん中をどどんと占領している。
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悩んだわたしがヘンだったのだろうか、威張っている低い鼻がヘンなのだろうか。動かざること山の如し。
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ヘンとヘンの組み合わせにおもわず笑いが噴き出した。
おはようございます。3月11日、火曜日になりました。夜中、小雨が降っていました。
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現在午前8時過ぎ。雨はもう降っていません。曇り空をしています。気分が鬱屈します。
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洗濯物干し場の横棒の竿に雨の雫がふっくら膨らんで、落ちないで、列んでいます。
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気温は10・3℃。今日の最高気温は、予報では、19℃まで上がるらしい。
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午後2時からは晴れマークになっていますが、土が湿っているので、畑仕事はできそうにありません。