保田漁港の夕陽。
ここに立つと、二見漁港(山口)の風景によく似ているので、懐かしく思い出しました。
2000年、電波少年の「箱男」がなんと二見漁港に放置、漁師さんたちの反応を見るというバラエティー番組が放送。
「二見」はぜ~んぶ顔見知りなので、「あっ、名前は知らないけど、知っている人が映っている!」なんてビックリ。
箱男が二見にいる間は帰らなかったけど、好奇心旺盛なドックおじさん(父)がチャリで箱男を見に行ったらしい。
伯母が食事を作って差し入れたことはあるが、残念ながらテレビには映らなかった。
スナックに連れていく場面があったけど、あれ、二見にスナックのお店があったっけ?と思いましたが、あれはやらせだそうだ。(笑)
漁港のすぐ後ろにある、ばんやの温泉と食堂を兼ねている旅館。
手前は大衆食堂、真ん中は温泉、奥は4部屋の宿泊室。
日帰りで十分な施設なのに、旅館と対等な宿泊室が付いているのは不思議な気分。
宿泊者のみ部屋食のサービスが付いていて、1万円とは安い。
「ばんやの湯」は塩素のにおいがついている水道水だが、炭酸がたっぷり含まれている。
湯船につかると、皮膚の表面に無数の泡が付いていた。
15~20分入浴すれば、炭酸の力で全身の血行がよくなるという健康的な入り方だとか。
いよいよ夕食タイム。
まず、運ばれてきたのは刺身の船盛り。
ここのスタッフは全員漁師おぼしき男性。
旅館なら和服の女将さんが出てくるけど、エプロン姿の漁師さんとはミスマッチな雰囲気。
すごいですねぇ・・・。見る角度により、目が金色のように輝いているように見えることから「金目鯛」という高級魚だそうだ。
次々と運ばれてきて、料理はこれで全部。
あとはごはんと味噌汁、フルーツのデサートも付く。
檜原村の「たから荘」は無数の小皿に料理を盛るタイプだが、こちらのは大きな皿にてんこ盛り。
目玉が飛び出すほどビックリ!!
ハン尚宮(母)がいわく「うわ~、テレビの大食いチャンピオンみたい。でも、食べきれるのかしら?はなから大盛りじゃなくて、奥多摩みたいに少なめの量で出せばいいのにね・・・」
刺身もすごく噛み応えがあったが、残念なのは醤油。
チャングムは関東の醤油に慣れているのか、違和感がしなかったらしい。
ハン尚宮が「ああっ、残念、鮮魚が食べられるところに出かけるのなら、山口の醤油を持って来ればよかった!」
わが家の醤油は「加藤味噌醤油醗造場(下関市豊北町)」というブランド。
楽天市場でも出品しているのかなと思いましたが、そのショップにネットで注文できるようになったみたい。
店舗だけではなく、全国からの注文を承りますよ、ホームページで田舎町から発信しているなんて時代が変わりましたねぇ・・・。
昼食にてんこ盛りの寿司を食べてしまったので、お腹がぱんぱん膨れ上がってしまった。
食器を下げに来たスタッフに「こんなに残しちゃってごめんなさいね、今まで完食したお客さんはいらっしゃるのかしら?」とチャングムが聞いてみた。
「完食したお客さんはあまりいませんね」
1人に2~3人分の大盛りでサービスという、「ばんや」のやり方らしい。