11月27日(月)から祝日出勤の代休なので、かねてから計画していた檜原へ行ってきました。
私が数年前多摩地域に住んでいた頃は心の休まる田舎にちょっと出かけたいと思えば、すぐにでも行ける距離。
しかし、千葉に移したあとは片道150キロもあるので、趣のある茅葺きの屋敷で宿泊というパターンが多くなってきた。
千葉でも田舎はあるのだが、なぜかタイムスリップしたかような日本の原風景に出会える檜原村に魅了させられ、わが家のリフレッシュ先になってしまった。 ガイドブックの左側はボリュームたっぷりの山菜料理が出される「たから荘」。この屋敷は何度か泊まりに行ったことはあるが、少し離れたところの「兜屋旅館」はまだ行ったことはない。
今回はたから荘とは違った料理を味わいたくて右側の「兜屋旅館」に決定。
ガイドブックやホームページで色々調べたところ、1番高いAプランは囲炉裏付きのお部屋で2万5千円もする。
4人で泊まれば、ペクマノン(「100万ウォン」の韓国語読み)吹っ飛んでしまう。私にはそんな金がないので、A,B,C,Dの4つのうちのDランクのお部屋を予約。
マナちゃんに「留守番頼みまっせ」と戯れてから出発。
マナちゃんは相変わらずハン尚宮(母)の温もりが好きなのか、ずっとじゃれついていた。(笑)
アクアラインが特別割引になるETCが付いている新しいクルマで奥多摩路に乗り入れるのは初めて。
羽田まではわずか数分だが、千葉方面の葛西で事故があったらしく、渋滞情報ではレッドゾーンになっていた。
環八で中央道の高井戸まで行く方法もあるが、おとなしく首都高速で行けば思っていたよりも早く行けるかも・・・とそのまま続行。
大井料金所を出てすぐ新宿への分岐点。ETCは右側の端っこ、新宿は左側。「こっち側だよ」と千葉から運転していたチャングムに指示。大渋滞のさなか、左への車線変更はすごく大変なこと。
「こっちの車線へ」「えーっ!」「すまないが、またこっちへ」「えーっ!」
ふう、やっと渋滞から抜けた、そのまま八王子へ。
千葉から奥多摩路へのネックはどうしても一極集中の都心を通らなければならない。
圏央道がアクアラインとつながっていれば、わざわざ都心を遠回りしなくてもそのまま行けるようになる。
早く開通してくれないのかな・・・。
檜原豆腐ちとせ屋は毎週火曜日休みなので、まず、檜原に直行。
JR五日市駅前のT字交差点で左折すれば、檜原街道。
ちょうど通り道にガイドブックに載っていた、お洒落なレストラン「フォレスト」でランチ。
ここはまだあきる野市内だが、もう少し先に檜原村の境界。
店内では木の温もりがする丸太を組んで建てたロッジ風の洋食レストラン。
精肉店直営なので、肉を使ったメニューがほとんど。
4種類の肉料理をオーダーし、分け合ってみました。 ハン尚宮(母)のオーダーした、ステーキ(1,770円)
さすがにフレンチ出身のシェフが作った料理なので、ソースまでもこだわりがあって美味しい。
他の料理もすてがたいだけど、スペースの都合上、掲載を見合わせますね。 しばらく走ると、檜原村役場。
外から見ると近代的な鉄筋のビルだけど、中に入ると雰囲気は一変。
総務課の窓越しに見る渓谷の眺め。
ここの職員たちも疲れたなと思ったらすぐ癒されるロケーションのよい場所に建っている。
ここの職員に採用してくれたら、今ごろは家族そろって檜原村民になっていたかも・・・(笑)。東京から船で25時間かかる小笠原村への移住は反対されるかも知れないが、檜原は五日市に出れば東京にも行けるし、容認できる範囲かも。
檜原村といっても、村役場周辺は五日市寄りに位置しているため、JR武蔵五日市駅からのバス本数も多い。ところが、西に進めば進むほど難読地名の「人里」(へんぼり)「笛吹」(うずしき)・・・と開放的なのどかな集落が続き、「数馬」まで来ると一帯は奥深い山里の趣になり、バスの本数も減少。
今回の宿泊先も茅葺きの民家があちこち見られる「数馬」周辺。 数年前から総務課の隣に癒しの空間が用意されていた。
テーブルもイスもカウンターもすべて檜原産の「ひのき」が使われている。
コーヒーももちろん村の水なので、深い味わい。
役場に用事がなくても、渓谷の広がる癒しの空間で1日過ごせそうです。