SLひとよし号の58654号機について、いろいろと語っているうちに遠い昔の記憶が蘇りました・・・。
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じゃーん!これです!1992(平成4)年発行の、当時はまだパタパタマルスのM型(日立)。1983(昭和58)年に開発、北海道から九州までの主要駅に配備、ゴム印の代わりにボタンが無数に埋め尽くされ、上段が乗車駅で下段は下車駅。とにかく、机と同じくらいの大きさに、ブラウン管のモニター。
あそBOYは九州だから、西日本の窓口で買う、というひねくれた性格はその頃から出始めたらしい。地紋が「W」で小倉駅901発行(4-タ)なので、西日本。
あそBOYという列車名になっていますが、JR九州発足直後、人吉のSL車庫で動態保存してあった、58654号を復活。肥薩線ではなく、豊肥本線の宮地-熊本間の53.4キロを活躍。復活運転から12、13年目あたりに大正生まれの58654号機はガタつくようになり、補助機としてディーゼル機関車と同伴していましたが、ついに2005(平成17)年に運行中止。日立製作所に当時の設計図が残されていたこともあり、同じように部品を復元するなどにして製鉄メーカーに手配。大掛かりな大修理を終えたあとは、肥薩線で再復活。
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白石駅にあった、肥薩線路線図。八代までなんだけど、ここはちょうど中間地点。
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ワゴン販売はすべて地産地消の商品ばかりです。熊本のお酒3種類飲み比べなるものもあり、「これってまだありますか?」「ごめんなさい、売り切れてしまいました」代わりになるものは、ゆずサイダー。
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その頃はまだ進行方向の右側に川なんですが・・・
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しばらくすると、左側席にシフトします。指定席を購入するときに、どの席が川なのか、事前にリサーチ。人吉発なら、左側の席をキープすると後半あたりから川沿いの風景になります。
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蒸気機関車の煙がモクモク。トンネルが長いと少しずつ車内が煙で充満し、乗客の顔が真っ黒、ということもあるので、國鐵時代、駅ホームに必ず洗面化粧台を設置。
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鎌瀬駅通過っ!!蒸気機関車なので、こまめにストップ、ゴーが大変。快速にして機関士さんの負担軽減。昔の國鐵時代は「普通」(各駅停車)のときは、停車、発車を繰り返していては大変だっただろうな・・・。
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さっきまでは川が右にありましたが、白石駅を過ぎたあたりに左にシフト。
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まだまだ夏真っ盛りの8月。昔の國鐵時代だったら、冷房なしの客車なのに、この車両はちゃっかりと冷房が付いている。涼しい。しかし、先頭の乗務員たちは汗だくになって、熱した釜に石炭をくべたり、機関士さんも秒単位で管理されていては、スピードも調整しながらコントロール。
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まもなく、坂本駅です。停車駅が若干長いので、下車して見学も可能。
◆おまけ◆
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新幹線の小倉駅は西日本だから、JR九州の窓口で購入。東京まで「ひかり」の特急料金8,120円(消費税3%時代)ですか。JR西日本およびJR東海のEX予約(クレジット)だと、自由席料金で「のぞみ」の指定席に乗れるので、7,990円。
26年前の100系ひかりの要所時間 5時間32分。(16:00発 → 21:32着)
今の時代・・・のぞみ46号(16:07発 → 20:53着) 4時間46分。時間差はおよそ45分のスピードアップ、しかも料金は安くなっている!!!
あれから30年経過。新幹線の性能がよくなり、45分短縮。
熱転写タイプのものは、100年いや200年経っても保存状態がよければ印字は消えない。永年保存も可能だ。