お正月、HIROから「背ばい王子の家へ遊びに行かない?」とメールが届いた。
HIROとは、以前勤めていた大手メーカーの同期入社で小笠原・青森・長崎などへ遠距離ドライブをした旅行仲間。
背ばい王子のパパも同じく同期入社で山口・青ヶ島・釜山などに出かけた旅行仲間。
2人が家庭を持つようになってからはしばらく旅行に出かけていないので、今回は新築祝いを兼ねて久しぶりに会おうということになった。
Googleの検索キーワードに住所を入力すれば、セリゾン住宅マップのように細かい地図も表示してくれる。これさえあれば、道に迷わずたどり着くのだろうと思い、10年以上も乗り続けているボンコツ車で出発。
ところが、見つけるのに至難の業だと言われている、似たような家が建ち並んでいる住宅地の真ん中。○丁目○番地までは着いたのだが、最後のところがなかなか見つからない。
新しい家なので、目立つはずだと電柱や玄関の住居表示を見ながら同じ場所をぐるぐる回ったりして、不審者だと間違われそうになると困るので、携帯電話で現在位置を確認すると、直進して右折して左折、それから突き当りの場所にあるらしい。
30分探し回ってやっと辿り着くことができた。
数年ぶりの再会だというのに、干支でひとまわり昔と全く変わらなかった。みんな20代前半の若さをいつまでも保っているかように・・・。
欧米風の顔たちのするパパと「チャングム」に出ている若い宮女のような、しとやかな韓流ママの間に生まれた、まー坊と初対面。(詳しくはママのブログ「背ばい王子のたそがれ」)
私を恐れることなくすぐなついてくれて、とても可愛い。
玄関に入ると、木の温もりがして、木の香りも漂ってきた。なんだか、懐かしい匂い。
その匂いとは、毎年帰っている「母島アンナビーチユースホステル」によく似ていた。
東京から32時間かけての船旅で「ただいま~」とドアを開けると、中から木の香りがしてほっとした記憶がよみがえるぐらい。
「背ばい王子の家づくり」のブログにも紹介されているとおり、できるだけ壁をなくし、開放的な造りになっているので、とても広い。
1階から2階へは吹き抜けになっているので、2階から下を見下ろすこともできるし、都会の住宅地だというのに、まるでログハウスの山小屋のような気がして、大変居心地がよい。
そういえば、母島アンナビーチユースホステルのリビングもそのような感じでとても広かった。
夜になると、旅人たちがおのずとリビングに集まり、「今日の母島はどうでした?」とか旅人同士で打ち解け、交流をしている。
内地(本土)だとホテルのロビーやフリースペースに旅人がいても、滅多に声をかけないのに、小笠原だと旅人同士の交流もできる。これはニッポン不思議のひとつに入りますね(笑)
これは母島アンナビーチユースホステルの全景。リビングの先にオープンデッキがついていて、夕涼みや無数の星が輝く夜空を見上げながらのビールがとてもおいしい。
背ばい王子の家にも似たようなオープンデッキがついていた。みんなが集まればバーベキューもできるそうだ。いいな~!
夕食はお寿司と和え物などのおかず、味噌汁をいただきました。背ばい王子のパパは熟手(宮廷の出張男性料理人)みたいにおせち料理も作れると聞いたので、この味噌汁も?
材料切りはパパ、味付けはママ。お互いに支えあいながら料理を作っている素晴らしいご夫婦だ。
「むっ!これは!?懐かしい田舎の味がする!」わが家お気に入りの東京都最西端檜原村の山里、「たから荘」の味噌汁の味にそっくり。聞くと、これも手作り。おいしかったです!(^^)!
またお邪魔しますね~!\(^o^)/