時の流れってなんだ？（“おかさん”インフルエンザに！その３）

インフルエンザになって“おかさん”の頭の中にある時間感覚が、いつもと対極にあることを感じます。

そう、ものすごくゆっくり感じられます。

今年に入ってからインフルエンザにかかるまでの間は、その時間の経過の早さに圧倒されるばかりで、日々の仕事、周りの人との約束事に追われながら、あっという間に“とき”が過ぎていってしまいました。


しかし、今回インフルエンザにかかって寝込んでしまった以降の“とき”は、それまでとは、間逆のゆっくりさで過ぎていきました。


月曜日の休日診療所での２時間待ちなども、普段の“おかさん”には耐え切れないもののはずでした。しかし、実際は違いました。

受付を済ませ「１時間はお待ちいただくことになります。」という受付の人の話に、診療所に隣接する公園の落ち葉踏みを楽しんだ後、車に戻って「サザンオールスターズ」の「海のＹｈａａ！」を聞いて待っていました。５０分くらい経ったので、もう一度診療所にトボトボと歩いて行き、まだまだ２１番目であることを聞かされ、再び車に戻ったりしました。

この診療所と車の間を行き来する際、“おかさん”と同じように、静かに静かに、しかも、“おかさん”のすぐ隣をゆっくりとした足取りで“とき”が歩いていくのが見えるように感じられました。

まるで、昔見た「時よとまれ！」というテレビドラマの主人公になったかのように、自分の傍らの世界の動きが止まって見えました。


インフルエンザになって、困ったことがたくさんありますが、副産物として、普段は目に見えない“とき”というものを身近に感じさせてくれた、インフルエンザでした。


追記

「休日診療所」の皆さんをはじめ、医療関係の人たちが、これほどまでに大変な思いをされているということ、今回始めて知り（テレビ報道などは見ていましたが・・・）頭が下がる思いです。

ちなみにいただいた噂の「タミフル」ですが、すぐに昼食をとり飲みましたが、ほとんど効果は見られませんでした。「タミフル」さえ貰えればすぐに体の節々の痛みがなくなると淡い期待をしていた“おかさん”は、見事にその期待をはずされてしまいました。

ただ、その後１日経ち３粒目のタミフルを飲む頃にはずいぶん体調がよくなりました。（しかし、鼻かぜ症状は相変わらずで、「かすかなＡ型」ということは、「大半は鼻かぜ」ではなかったのかと、・・・・・。）

“おかさん”インフルエンザに！その２（凄腕の「けんおんくん」）

前回お伝えいたしましたように、「かすかなＡ型インフルエンザ」にかかってしまった“おかさん”ですが、今回、“おかさん家（ち）”では、下の写真にあるような、ＯＭＲＯＮ社製の「けんおんくん」が大活躍しました。

１１月２５日午前１０時頃の“おかさん”の体温測定結果です。↑

 

この「けんおんくん」がわが家に登場したのはおよそ一ヶ月前くらいです。耳にあてて１秒間で体温が測れるというので、購入当初から家族みんなが日課のように体温を調べていました。

“おかさん”が購入当初に測ったときは、３５.８°とちょっと低めの数字が出ました。“おかさん”は、その結果にあまり満足がいかず、「うまく測れていないんじゃないの？」とか、「測定結果がヤヤ低めに出るのではないか？」などという、疑いを密かにもったりもしていました。

しかし、今回の私自身のインフルエンザによる高熱騒ぎでは、見事にその疑いを払拭し、立派に役割を果たしてくれました。

測定時間１秒というのは少しオーバーですが、それでも２秒くらいでこんなにも正確に体温が測れるのであれば、ものすごい進歩です。それこそ、スイッチを入れ、耳にあてがいもう一度スイッチを押し、「ピッツ！」という音がしたら、その場でもう一度スイッチを押す。この三度目のスイッチにより体温が液晶で表示されます。

あまり高価ではないので、学舎にも一台購入しようかと思うくらいです。

「かすかにＡ型インフルエンザです。」（“おかさん”インフルエンザに！その１）

先週の土曜、中学３年生との学習が終わり、ほっとしたせいか、夜から高熱が出ました。それまで、鼻風邪気味であったので、マスクを着用し大事をとっていたのですが。急に熱が出ました。そう、急な発熱は「インフルエンザ」の特徴です。

なので翌日、「医者に行かなければ！」と思いましたが、日曜日のためほとんどの医者はお休みです。仕方がないので、家でひたすら寝ることにしました。土曜日の晩から日曜日一杯、普段の寝不足もあったのか、３時間おきに目をさましはしましたが、ぐっすり寝られました。しかし、熱は一向に下がらず、３７．５°くらいから、最高は３８．８°までの間を行き来しています。

やがて寝不足も解消されたのか、熱による節々の痛みに寝ることすらできなくなってしまいました。そこで、「勤労感謝の日」でお休みの月曜日、かみさんの運転で休日診療所に行きました。２時間待ちの後、「インフルエンザウィルスキット」を見せられながら、診断がくだされました。

「かすかにＡ型インフルエンザです。」

お医者さんは、キットの表示を“おかさん”に見せながら、こういいました。「ここにかすかにスジが見えるでしょう？」。確かに覗いてみると、ごく薄っすらと筋が見えますした。

その後、タミフルと解熱薬とを処方してもらい、休日診療所を後に帰宅しました。噂のタミフルにより症状が劇的に快方に向かうことを頭に描きながら・・・・。