11月24日(火)。「一日体験プレーパーク」の会場となる、「松戸市 金ヶ作自然公園」に、白いヘルメット姿の男の人たちが集まり、なにやら始めました。
まず最初に行ったのは、この奇妙な木枠の組み立てでした。誰一人工具らしいものも持たず、素手で組み立ててくれました。(これが昨年から登場した「組み立て式見晴台」です。↑下の写真のロープネットで作った「木の上の秘密基地」の隣に設置される予定です。)
次に広げたのが、2m×4mの「ロープネット」でした。これを4本の木の間に広げ、四隅を木にしっかりくくりつけることで、地上2mちょっとの高さのネットを掛けようともくろんでいます。↑
しかし、公園の中には真四角に生えた4本の木などはなく、みんな間隔がばらばらです。仕方がないので、4辺とも間隔の違う木の間に設置することにしました。
作業は、誰もが実務経験者ばかりなのでとても早いです。方法論の議論はほとんどなく、まずは「こうだろう!」と思った方式で、作業を開始します。
すると、当然、いくつか不具合が出てきます。そうしたら、その解決策として、いくつかアイデアが出され、その中から一番良い方式で、それらを修正していくやり方となりました。
2度目の設置が終わり、“おかさん”が垂れたネットをよじ登っています。↑
事前に作成しておいた、自慢の「ロープネット」も、念入りに(?)設計され、編まれた、はずでしたが、実際に“おかさん”が登ってみると、ロープとロープの間の止めに使った「結束バンド小」がいくつかちぎれて取れてしまったり、横のロープの留めが甘いことがわかったりと、かなりの修正必要点(収穫)がありました。
と・・・・・・。いろいろなことがありましたが、今年の新たな出し物の「プレ設置」が、およそ2時間で無事終了いたしました。
ご紹介が遅くなりましたが、今回ご協力いただいたのは、松戸市の緑を愛する「里山応援団 三樹の会」という団体の方達です。みんな、豊富な経験や技を体にしまいこんでいらっしゃる方達で、その経験と技を今回の遊具設置に楽しそうに発揮してくださいました。
事前に何の打ち合わせをするでもなく、目標の遊具の完成予想図と、使用する材料とを確認した後は、誰が指示を出すでもなく、それぞれがそれぞれの持ち味を出されていました。作業者の一人として、とても気持ちの良い進め方だと感じました。ありがとうございました。
後は、今回のプレ設置でわかったいくつかの不具合を解消すべく、手配をすることだけです。あと2日後の本番もどうやら天気に恵まれそうです。これら、気の合う大人たちと、多くの子ども達とを迎え楽しく一日を過ごしたいと考えております。どうぞお楽しみに。