一人目の孫が最近ヨチヨチ歩きをして“おかさん”を愉しませてくれます。
ただ、まだ言葉の方はしっかりとせず、「ジージ」も「バーバ」も発しません。
現在は盛んにわけのわからない「音」を発している段階で、言葉の練習中です。
ま、いずれ時期が来ればうるさいくらいにしゃべりかけてきてくれることと思います。
2本足で立って「歩く」とか、意味のある「言葉を発する」とかの、一度覚えてしまうととても簡単な基本動作の習得にはとても時間がかかるようです。
「計算力」という基礎的な力を身につけるのも同じようです。
昨日、1回10問の「公立入試計算問題」を4、5回分練習した生徒が2人ほどいました。
全問正解になるまで続けるというルールを課したからです。
何回かやっていて、同じようなところでミスをしていることに、やっている本人も気付いています。
間違った問題についてはやり直しをしていますから、どうやれば正しい答えが導き出せるか、頭では解っています。
でも、既に身につけてしまっている「悪い癖」からはなかなか脱出できません。
ここから脱出するには、自力で、しかも頭ではなく、繰り返し練習により体で正しい方法を身につけてもらうしかありません。
見ていて“おかさん”もかなり辛いのですが、何度もやり直しをしてもらいました。
この辛い「トンネル」を抜けることで初めて「数学」への道が開けます。
もう少し時間がかかりそうですが出来るようになってその喜びを味わって欲しいと思います。