二ヶ月ぶりに新水俣から日本一周に出発です。
まずは、国道3号線を北に向かいました。
国道3号線は、歩道が途切れ途切れで路側が狭く、大型のトラックがひっきりなしに走るので、とても走りにくい道です。
おまけに登坂車線が何度も現れ(つまり上り坂)大変な道です。
でも、プーリーを交換したので、Bromptonはこの前よりも軽く走っているような気がします。
八代市あたりで高速道路があり、車のとおりが少なくなったので、幾分走りやすくなりました。
八代市からは県道42号線、県道338号線と走っていくと、川で釣りをしている人を見かけました。
何を釣っているのだろうと橋の上からのぞくと、川べりの泥のところで何かが動いています。
橋の下に降りて、川辺にいたおじさんに聞いてみると、ムツゴロウだそうです。
10分ほど自転車で行ったところに大きな橋があって、そこにはもっと大きなムツゴロウがみられるそうです。
おじさんに教えてもらったところまで走っていくと、大きめのムツゴロウがたくさんいて、ときおり背びれを立てて喧嘩をしています。
子どものころに読んだ漫画「釣り吉三平」のワンシーンを思い出しましたが、コンパクトカメラなので望遠が効かず、いい写真が取れませんでした。
釣り吉三平といえば、僕が釣りが趣味なのも、へら竿を作ったりするのも、「釣り吉三平」の影響だと思います。
今、釣りでリフレッシュできていることを思うと、いい本に出会えたものだと思います。
ムツゴロウのいる橋を渡ると、国道266号線に突き当たりました。
今日、宿をとっている宇土は目と鼻の先ですが、国道266号線が半島に向かっているので、国道より海側を走るという自己ルールに従って、国道266号線を半島に向かって走りました。
半島の先にある三角港には、海のピラミッドという円錐の建物がありました。
中は物産店があったようですが、つぶれています。
建物の上には展望台があるので、外側のスロープをぐるぐる回りながら登っていくと、三角港や天草の島を見渡すことができました。
三角港からは国道57号線です。海岸線沿いの気持ちの良い道で、御興来海岸という夕日の名所がありました。
海岸の波目模様の岩に夕日が差し込むと美しいということです。時間的には良かったのですが、潮が満ちていて岩が見えず、夕日も雲に隠れていました。残念。
宇土に入るころには、陽がとっぷりと暮れてしまいました。
宇土には日本一背の低い鳥居がある鹿島神社があるそうですが、真っ暗な中を神社に行くのもなんなので、ホテルに向かって先を急ぎました。
ついに電装化したBromptonのライトの出番だったのですが、100円ショップの懐中電灯を改造したヘッドライトは、自転車の懐中電灯としては光量が不十分で、路面が良く見えません。
大阪に返ったら、改造しなおさなければ・・・
38日目
走行距離 124.7km(GPS計測)
総走行距離 3,826.9km
出発時間 09:50 (新水俣)
到着時間 19:15 (宇土)
走行時間 9時間25分
平均速度 13.2km/h