今日も良い天気です。
これから秋田空港に向かい、大阪に帰ります。
まずはBROMPTONで五所川原駅へ
五所川原駅から秋田駅までは、弘前経由だと3,020円ですが、
海岸線を走る五能線で行くと、3,350円になります。
海を見ながら帰りたいので、ちょっと贅沢をしました。
7:58発、東能代行の快速がホームに入ってきました。
二両編成で、客席は4人掛けのボックス席でした。
BROMPTONを積み込むと迷惑かなと思ったのですが、
後部車両に乗っているのは、僕を含めて数人でした。
ゆっくりと座ることができます。
車窓からは白い雪を被った岩木山が見えます。
列車は鯵ヶ沢までは各駅停車です。
次回の日本一周の旅は、鯵ヶ沢の一つ手前の鳴沢駅から、
津軽半島を周ろうと考えています。
鯵ヶ沢駅を出ると、海が見えてきました。
昨日立ち寄った千畳敷も車窓から見えます。
驫木駅の手前では、海岸のすぐそばを列車が走ります。
昨日、BROMPTONで走った風景の中を、列車で走るのも楽しいですね。
昨日スタートした能代駅です。
東能代駅に着いたのは、10:41です。
3時間近くかかりました。
東能代駅からは、11:30の電車で秋田に向かいます。
50分の待ち時間です。
座り続けで痛くなったお尻に、ちょうどよい休憩でした。
東能代駅から普通電車に乗って、秋田駅到着は12:32
4時間半の列車の旅です。
日頃時間に追われる生活をしていると、こうしたゆっくり進む時間もいいですね。
秋田駅で、名物きりたんぽ鍋を食べました。
素朴な味わいがビールに合います。
秋田駅から空港バスで秋田空港に向かい、飛行機の出発を待っていると、
札幌からの飛行機が到着しました。
どうやら、この飛行機に乗るようです。
飛行機も大変ですね。
札幌から秋田まで飛んできて、すぐに大阪まで飛ばないといけないのだから。
荷物の積み込みが始まりました。
BROMPTONも積まれたのかな?
あ!
タイヤの空気を抜くの忘れました。
大丈夫でしょうか?
僕も飛行機に乗って、離陸。
しばし、東北ともお別れです。
1時間半のフライトで、眼下に大阪の夜景が広がりました。
無事に大阪に到着。
BROMPTONのタイヤも無事でした。
朝五時に起きて窓の外を見ると、いい天気です。
絶好のサイクリング日和です。
六時にホテルを出発し、
国道101号線を走っていくと、
結構、強い風が吹いていました。
でも、ほぼ真後ろからの風なので、ペダルが軽く、軽快にBROMPTONが走ってくれます。
この春に54歳になった僕への、最高の誕生日プレゼントです。
国道101号線は車の通りも少なく、緩やかなアップダウンの走りやすい道です。
国道わきのプレハブに「スキだぁ~!」のペイント。
何が好きなんでしょ?
僕は今の自分が、まあまあ好きです。
しばらく走ると、青森県の県境が見えてきました。
「今年はここから青森県」?
そばに「お殿水」という湧水があったので、喉を潤しました。
その近くのトイレに入ると、秋田美人のポスターが貼ってありました。
う~ん。
上の真ん中の娘が好みかな。
今年の県境から少し走ったところに、本物?の県境がありました。
ついに本州最北端の県に足を踏み入れました。
出発して39.4kmの地点。
ここで総走行距離が7,000kmになりました。
足掛け8年。
よく走ったものです。
不老不死温泉
若いころは不老不死に憧れましたが、54歳となった今は、安らかな眠りに憧れます。
半世紀以上も生きていると、疲れてきているのでしょうか。
深浦町に「風待ち館」というのがあったので、入ってみました。
中には北前船の1/3の模型がありました。
昔の和船はかっこいいですね。
「ふかうら文学館」と「深浦町美術館」の共通券になっていたので、
そちらも見て回りました。
「ふかうら文学館」は太宰治のゆかりの施設です。
太宰治は「ビブリア古書堂の事件手帳」でよく出てきた作家ですね。
太宰治はしっかりと読んだ記憶はないけど、
「ビブリア古書堂の事件手帳」は好きです。
美術館は写真が撮れなかったけど、月に照らされた海の絵がとても素敵でした。
美術館の前の町役場の食堂が営業していたので、お昼ご飯を食べました。
「深浦マグロステーキ丼」です。
マグロをあぶって食べるのは珍しいのでは、
タレとよく合ってご飯が進みます。
海のそばにひなびた駅舎がありました。
驫木駅です。
駅舎の前の車が邪魔です。
ちょうど電車が走ってきました。
青い海と白い波、白い車体とブルーのラインが絵になります。
千畳敷海岸というところがありました。
寛政の大地震で海岸が隆起したところで、奇岩怪岩が目を楽しませてくれます。
鯵ヶ沢で、人だかりが目につきました。
なんだろうと行ってみると、
テレビの「天才!志村どうぶつ園 」で有名になった秋田犬、わさおの家でした。
真ん中がわさおです。
名物のイカ焼きを食べたかったのですが、量が多くて日持ちしないので、
「イカかりんとう」と「わさおラーメン」をお土産に買いました。
太宰治の「津軽」は本ではなくてクッキーです。
鯵ヶ沢から国道101号線は海を離れます。
五所川原駅の手前に、「佞武多の館」があったので、入ってみました。
20mを超す佞武多は壮大で、カメラに収まりきらないです。
地元のだんじり保存会に入っている僕は、
これ、曳き回すの大変だろうなと心配してしまいます。
ようよう目的地の五所川原駅に到着。
走行距離は130kmを越えましたが、追い風のおかげで余裕で走り切れました。
73日目
走行距離 132.1km(GPS計測)
総走行距離 7,092.7km
出発時間 06:10 (秋田県能代)
到着時間 17:15 (青森県五所川原)
走行時間 11時間5分
平均速度 11.9km/h
久しぶりの日本一周の旅です。
秋田までの交通を色々調べてみると、
なんと、飛行機が一番安いようです。
ということで、BROMPTON、初めての空の旅です。
空港バスに乗って、伊丹空港に到着です。
気圧の変化でタイヤがパンクしないように空気を抜いて、
手荷物受付でBROMPTONを預けました。
受付の人が、「割れ物注意」の札や荷物の置く向きのシールを張ってくれました。
取り扱いが丁寧で安心できます。
青森に向かう飛行機には、ターミナルから直接ではなくバスで移動です。
バスの窓から飛行機が見えました。
BROMPTONはちゃんと乗っているのかな?
いよいよ離陸です。
飛行機はどんどん高度を上げ、
万博公園の太陽の塔が小さく見えました。
BROMPTONは大丈夫でしょうか?
2025年の大阪万博の招致がうまくいったら忙しくなりそうですが、
その時は僕は定年で、悠々自適かな?
一時間半の空の旅を終えて、飛行機は秋田空港に到着しました。
BROMPTONは無事でしょうか?
荷物受け取りで待っていると、
係員の人がBROMPTONを持ってきてくれました。
無事にBROMPTONと再会です。
秋田空港からは、空港バスで秋田駅に向かいます。
秋田駅で比内地鶏の親子丼でお昼を食べました。
ふわふわの卵と味のある鶏肉がおいしいです。
時間があるので、秋田駅周辺をBROMPTONで散策しました。
千秋公園では、桜まつりが催されていました。
大阪では桜はとっくに散っていますが、
秋田ではまだ見ごろなんですね。
日本は大きいです。
秋田市民民族伝承館に行ってみると、
ねぶり流しの実演をしていました。
けっこう迫力があります。
体験で子供用の竿燈を持たせてもらったのですが、
なかなかうまくバランスが取れませんでした。
時間が来たので、秋田駅から奥羽本線に乗って、
前回の到着地、能代に向かいます。
電車を待っていると、隣のホームには、前回大阪に帰るのに乗った、新幹線が停まっていました。
東能代まで約1時間。
能代に行く電車の乗り継ぎに15分もあります。
東能代から一駅なので、BROMPTONで能代に向かうことにしました。
すぐに能代に行く列車に抜かされてしまいましたが、
無事、能代駅に到着。
明日はいよいよ、日本一周の旅に出発です。