あ、忘れた。
和歌山の筏に向かう高速を走行中、
竿受けを忘れたことに気づきました。
なので、今日は竿を直置きです。
竿受けが無くても釣りに支障はないけれど、あった方が便利です。
僕にもそういう部下がいます。
あっても邪魔になる物は忘れてもいいのですが、
そういう訳にいかない奴もいます。
釣り道具をセットしてダンゴを落とし、煙草に火を付けました。
至福の一服です。
煙草を吸っている間にダンゴが割れ、刺し餌が飛び出しました。
めっきり暖かくなってきましたが、海の中はまだ冬真っ盛りです。
何もいないだろうと思ったら、チャリコが喰いついてきました。
その後もチャリコやフグが餌をつついてきます。
今日は魚の活性が高いようです。
しかし、9時を回ったらアタリがばったりとやみ、刺し餌が残ってきました。
チヌが寄ってきたのかと期待しましたが、戻ってくる刺し餌が冷たい。
冷たい潮が入ってきたようです。
魚の活性が低くなり、
諦めてお昼ご飯を食べて昼寝をして、12時に釣りを再開すると、海中が賑やかになってきました。
抑え込むアタリをあわせると、いい感じの引きです。
やったかと期待したのですが、上がってきたのは
ボラでした。
でも、ボラが近づいてきたということはチヌもいるはず。
オモリを付けたり外したり、トントンにしたり這わしたり、
色々と試していると、時折良いアタリがあるのですが、針に乗りません。
3時過ぎにコーンでいいアタリをあわせ、いい魚を掛けたのですが、痛恨のハリス切れ。
今日はいい感じなのに、刻々と時間が過ぎていき、納竿の時間となってしまいました。
最後の一投とオキアミをダンゴにくるみ、底に着いたところでラインを2ヒロ引き出して置竿にし、片づけを始めました。
釣り道具を仕舞って、筏についたダンゴをきれいに洗い流し、
後は竿と玉網を片付けたら終わりです。
もうエサも取られているだろうと思ったのですが、
迎えの船が来るまで時間に余裕があるので、
一服してから竿を片付けようと煙草に火を付けました。
煙草を半分ほどを吸ったとき、いきなり竿が引き込まれました。
煙草を咥えたまま竿を握ると、いい引きで竿が曲がります。
この引きはチヌ?
半信半疑で何度かの締め込みをいなすと、
42センチのチヌが浮いてきました。
絵に描いたような終わり方。
嘘でしょ?