三連休の初日は、久しぶりに晴れマークが出ています。
K君とは今年3回目の釣りですが、いまだK君はチヌを釣っていません。
船頭から、「いい加減にK君に魚を釣らせてあげないと、一緒に来てくれなくなるで」
と言われているので、今回は良く釣れる僕の特製ダンゴを作ってあげることにしました。
まずは、20Lのポリ容器で作った自作ダンゴミキサーにコイン精米所からいただいた米ぬかを半分ぐらい入れます。
約10Lで、重さにして3Kgぐらいです。
このダンゴミキサー3杯で、一日分のダンゴになります。
配合するエサは、荒びきさなぎとムギコーンです。
荒びきさなぎは半分を使うので、これで二人分です。
荒びきさなぎを約300g、ダンゴミキサーに入れます。
ムギコーンは一袋500g入っているので、約170gをダンゴミキサーに入れます。
砂はホームセンターで買った物です。
柄杓に1杯で700g。これを3杯ダンゴミキサーに入れます。
全部の材料をダンゴミキサーに入れたら、ふたを閉めて、台座に乗せて、くるくると30回ほど回します。
40センチバッカンにダンゴを入れ、手のひらでぎゅっぎゅっと抑えてダンゴミキサー3杯を入れて、
1日分のダンゴの完成です。
右側が僕の分で、約17kgです。
僕は手返しが早い方なので、結構たくさんダンゴを使います。
K君は僕より手返しが遅いので、米ぬかを少し少な目にして、濃いダンゴを作ってあげました。
K君と合流して高速に乗ると、結構強い横風が吹いていました。
船が出るかと心配しながら餌屋に寄り、オキアミとサナギ、
そして、愛する奥さんがイカを釣ってきてと言うので、アジを5匹買いました。
港に着くと、船頭と常連さんが額を寄せ合って、相談していました。
風と波が強くて、船を出せるか相談しているそうです。
港から海を見ると、白波が出ていました。
港から漁船が出航して、防波堤から出ると、舳先が波をかぶっていました。
あれぐらいなら出れるか、昼から風も弱まることだし。
と言うことで、出船となりました。
K君の分まで作ったダンゴと、餌屋で買ったオキアミやアジが無駄にならなくなって、一安心です。
波を切って渡船は海を進み、前回、前々回とチヌを釣っている筏に乗ることができました。
筏は島陰になっているので、風や波はずいぶんましです。
なんとか釣りになりそうです。
まずは、ダンゴを数投打ってから、イカの仕掛けを準備しました。
アジが元気に泳いで、穂先の鈴をチリンチリンと鳴らします。
続いてダンゴ釣りの仕掛けを準備し、ダンゴ釣りを開始しました。
すぐにフグを掛けて、今日は魚の活性が高いかなと思ったのですが、その後はエサが残る状態で、魚の気配が全くありません。
K君も同じ状況で、せっかく作った僕のダンゴが、活躍していないようです。
昼を過ぎて風が弱くなり、波も収まってきて釣りをしやすくなってきたのですが、一向に魚の気配がありません。
時折元気なアジが、鈴を鳴らす音が響くだけです。
午後4時に迎えの船が来るので、3時半には片づけを始めないといけません。
2時半。
最後の5匹目のアジを仕掛け、投入しました。
3時20分。
納竿まで、あと10分。
ダンゴ釣りはあと2投はできるかなと思いながら、イカの仕掛けの竿を見ると、少し穂先が曲がっているような気がしました。
試しにアジの様子を見てみようと竿を持つと、何やら重い手応えがあります。
時折重い引き込みがあります。
もしかしたらイカが掛かっているのかも、と期待しながらリールを巻いていくと、上がってきたのは53センチの大型ヒラメでした。
K君が玉網ですくってくれました。
僕が修理したK君の玉網は、53センチの大型ヒラメをすくっても壊れなかったので、チヌをすくっても大丈夫でしょう。
でも、K君は今日もボウズでした。