10年以上前ですが、月に200時間以上残業した自分のご褒美に、
「100本の竿より1隻のミニボート」というフレーズに魅せられて、
全長2.5m、4馬力船外機の小さなボートを買いました。
大阪府下にマイボートを出航させてくれる港があったので、手前船頭で釣りを楽しんでいました。
まだ小学生だった長男を連れて、太刀魚釣りに行ったこともあります。
ところが、死亡事故が起きてマイボートの出航が禁止になってしまいました。
手ごろな距離でボートを出せる場所も無くて出航することができず、
マイボートは船検が切れて、ガレージの天井に吊るされているだけになってしまいました。
コロナウイルス感染症で外出自粛となり、家の中やガレージを片付けていると、
もう乗らなくなったボートを処分しようと思い立ちました。
「ミニボート 買い取り」で検索して問い合わせてみると、
一軒目は処分代がかかるということでした。
次のお店は、買い取ってくれるということなので、セレナにボートを積んで、
買い取ってもらいに行きました。
買い取り金額は買ったときの1/10にも満たない金額でした。
少し後ろ髪をひかれましたが、持って帰っても乗ることはないだろうし、
処分代を取られるよりはましなので、思い切って買い取ってもらいました。
マイボートを買い取ってもらった帰りに、釣具屋に寄りました。
今、僕が愛用している筏竿「黒鯛工房のチヌセレクションXT」は138cmなのですが、
もう少し長い竿が欲しかったので、買い取ってもらったお金に少しお金を足して、
「黒鯛工房のチヌセレクションXT」の158cmを買いました。
「1隻のミニボートが1本の竿」に化けてしまいました。
ミニボートの未練を吹っ切るためにも、
早くこの竿でチヌを釣りたいものです。
僕は最寄りの駅まで、16インチの折りたたみ自転車にオートライトを付けて通勤していました。
それがこの間、またオートライトがつぶれてしまいました。
24インチ以上のホイール用のダイナモなので、無理がかかったのでしょう。
前回は3年持ったのですが、今回は1年ももたなかったです。
う~ん・・・
と悩んだ末、思い切って自転車を買い替えることにしました。
何しろ、10年以上も乗っている自転車ですから。
僕が欲しい通勤用自転車は、下の5つの条件を満たす自転車です。
1、ハブダイナモのオートライト→これでなければ買い替える意味がありません。
2、20インチ以下の小径車→これは僕の好みです。
3、ハンドルはフラットバー→これも僕の好みです。
4、前カゴ→通勤用のカバンを乗せるので必須です。
5、値段が安いこと→通勤用なので安いにこしたことがない。
ホームセンターと自転車店を見に行ってみたのですが、
中々条件を満たす自転車がありません。
ハブダイナモ、小径、フラットバーハンドル、前カゴの4つの条件を満たす自転車は、
どこも2万円以上します。
そんな中、ホームセンターで気になった自転車がありました。
20インチのミニベロ風のフラットバーハンドルの自転車で、
ブレーキは前後ともVブレーキ、6段変速。
ミニベロ風なのに前カゴがついています。
Vブレーキはホイールを外すのが簡単で、
パンクの修理やタイヤがすり減って交換するときに便利です。
気になるお値段は、15,800円(税抜き)です。
いかんせん、ハブダイナモのオートライトではないのですが、
インターネットで調べてみると、20インチのハブダイナモのホイールセットが、
6,000円を切る値段で出ています。
ということは、この自転車+ハブダイナモホイールセットでも、
ハブダイナモ付きの自転車よりも安くなります。
この方法だと、もっと安い自転車とハブダイナモホイールセットを組み合わせることもできるのですが、
ミニベロ風、Vブレーキが僕の所有欲をくすぐります。
散々悩んだ末、思い切ってこの自転車を購入しました。
前の自転車のダイナモが壊れた時に100均で買ったライトを付けています。
ハブダイナモホイールセットが届くまでのしのぎです。
サドルバッグは、雨具を入れてます。
フラットハンドルはハンドルの抑えが効いて、ペダルに力を入れやすいので、僕の好みです。
カゴは小さめですが、通勤用のSIERRA DESIGNSの3WAY トートリュックにぴったりです。
でも、カバンを積むとライトが隠れてしまいます。
前後ともVブレーキです。
鍵がついていないことに気が付きませんでした。
Vブレーキ用の鍵、2,000円ほどの出費が痛いです。
そうこうしているうちに、ハブダイナモホイールセットが届きました。
ライトはカゴ下に着けるタイプを選びました。
タイヤの色が合わないので、ハブダイナモセットについていたタイヤは交換用にします。
参考にホイールの重さを計ってみました。
ハブダイナモ無しのホイールは、
0.8kgです。
ハブダイナモ付きのホイールは、
1.3kgです。
1.6倍も重くなります。
でも、500gで灯りを手に入れられるのなら、軽いものです。
定年まであと数年。
これが最後の通勤用自転車になりますように。