週間的予報では、土曜日の天気は雨模様でしたが、週末が近づくにつれて回復してきました。
金曜日の夜、明日行けます?と船頭に電話したら、土曜日というのに二組しか予約が入っていないそうです。
これは一人で筏に乗れて、のびのびと釣りができるなぁと和歌山の筏に向かいました。
雲が厚く垂れこめていて、日差しがないので暑さはマシです。
筏に乗って釣りを始めると、魚の活性がすこぶる高く、オキアミどころかコーンもサナギも瞬殺です。
ダンゴが割れた瞬間に餌を取られ、仕掛けを回収して手返し、という忙しい釣りを続けていると、1時間ほどで大きなアタリが出ました。
上がってきたのは30センチのチヌです。
隣の筏の釣り人が、「餌はなんでした?」
と聞いてきたので、「サナギです」と答えると、「やっぱりサナギしか無理ですよね」と納得していました。
追いダンゴを打って釣ったチヌをスカリに入れ、仕掛けを投入しましたが後が続きません。
今日はボラのアタリと見極めが難しく、何度もボラを掛けてしまいます。
一時間ほど経ってから、またサナギでチヌを掛けました。
チヌを水面まで上げてきて、玉網で掬おうとした瞬間に針が外れてしまいました。
残念。悔しいです。
でも、また一時間後、オキアミを包んだダンゴが中層で割られてしまったけど、そのまま餌を漂わせていると、いきなり竿が引き込まれました。
何かと思ったら、チヌでした。
今度はしっかりとタモ入れできました。
でも、よく見ると顔に針が刺さっています。
さっきの針外れのお返しではないですが、スレでチヌを釣り上げました。
また、隣の釣り人が「餌はなんですか?」と聞いてきたので、「オキアミです。中層でダンゴを割ったら喰いついてきました」と答えました。
恥ずかしいのでスレで釣ったのは秘密です。
お昼近くになると気温が上昇してきて、蒸し暑くなってきました。
脱水症状を起こさないように水分を取ると、汗になって流れ出てきます。
シャツが汗でぐちょぐちょになって気持ち悪いので、筏に一人ということを幸いに、シャツを脱いで干して、上半身裸になって釣りをしました。
と、今度はコーンで喰ってきました。
ちょっと大きめのチヌです。
隣の筏の釣り人が、また餌が何かと聞いてきました。
あちらさんは、まだチヌが釣れていないので、気になるのでしょうね。
「コーンです」と答えると、「毎回、違う餌ですね」と迷い顔です。
確かに、今日の当たり餌は何か、よくわからないです。
ダンゴにアタックしてくるのも、ボラだけでなく、チヌも混ざっているようです。
今日は最終まで釣りをしようと思っていたのですが、暑いし、チヌも3匹釣ったので、早上がりすることにしました。
納竿間際、チヌを一匹釣り足し、片づけを始めると隣の筏の釣り人が、「もう帰るのですか」と声をかけてきました。
「これ以上釣ったら嫁さんに怒られるので、早上がりします」と答えると「こっちはボラとアイゴばかりで全然ですわ」と悔しそうです。
僕の釣果は30センチから38センチのチヌ4匹。
隣の筏の釣り人も、最終までにチヌが釣れたら良いのですが・・・