いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<苺> ゆふおとめ

2021-06-05 13:51:36 | 食品

 「ゆふおとめ」

■ゆふおとめとは

 
●大分県生まれのいちご
 「ゆふおとめ」は大分県のオリジナルブランドいちごとして出荷されているもので、JA全農大分に問い合わせたところ、「さがほのか」と「とちおとめ」の交配によって生まれた品種だそうです。

 2010(平成20)年に大分県によって「大分3号」として品種登録の出願公表されていますが、登録はされなかったようです。
●ゆふおとめの特徴
 果実の雰囲気は「とちおとめ」というより「さがほのか」に近い感じです。平均して形はなで肩の円錐形で種のくぼみはやや深いです。

 果肉の中心部は白くジューシーで、甘みが強く酸味は穏やかです。香りも甘く美味しいです。

 ヘタの部分、ガクが果実と離れ気味で、首が細く、ナイフでヘタを切り取りやすい感じです。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-Yufuotome.htm より

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<言 葉> 夏の言葉 螳螂生

2021-06-05 13:32:29 | 言葉

 「螳螂生」

 6月5日は「螳螂生-かまきりしょうず」。

 七十二候の一つ。二十四節気の芒種の初候にあたり、6月5日~6月10日ごろに相当する。季節は仲夏。螳螂生は、それ自体としては「螳螂が生まれ出る」などといった意味。また、芒種の次候は「腐草為蛍」と言い、末候は「梅子黄」と言う。なお、螳螂生は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「螳螂生」と呼ばれる。

*Weblio辞書 より

 

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<現役ミュージシャン> 意外な年齢のミュージシャンたち-芳野 藤丸

2021-06-05 12:57:15 | MUSIC

 「芳野 藤丸」

  1951年4月21日生まれの70歳

 

 藤丸バンド・芳野藤丸|『BGM』『YOSHINO FUJIMAL』アナログ盤が8月8日発売|CITY POP on VINYL 2020 掲載: 2020年06月17日 12:30

 藤丸バンド『BGM』 発売日 2020年08月08日
 SHOGUNやAB'Sを率いた芳野藤丸による藤丸バンド『BGM』のリイシューが決定!メロウにグルーヴを紡いでいったリゾート・インスト"Paper Machine"や、ムーディーな歌唱が香るアーバン・シティポップチューン"I Know It's Gonna Last"などを収録。

[SIDE A]
01. ハイウェイ
02. 雑踏の中で
03. 哀しみの舗道
04. 避暑地の出来事
05. 雨の昼下がり
06. 陽のあたる道

[SIDE B]
01. Can't We Start It All Over Again
02. Paper Machine
03. Don't Ever Say Good-Bye To The Sun
04. I Know It's Gonna Last
05. Theme

 

 芳野藤丸『YOSHINO FUJIMAL』 2020年08月08日
 藤丸バンド、ワン・ライン・バンド、SHOGUNを経て、80年代にAB'Sを結成する芳野藤丸がAB'Sのメンバーと制作した、1982年リリースのソロ名義ファーストアルバム『YOSHINO FUJIMAL』のアナログ・リイシューが決定! 演奏メンバーに、のちのAB'Sである松下誠、渡辺直樹、岡本郭男が参加、さらにバックボーカルに桑名晴子、EPOもバックコーラスとして参加。 近年の和モノ・ブギー、AORブームにより、オリジナル盤が中古市場で高騰しておりファン待望の1枚。 また、ジャケット、歌詞カード、解説付きのオリジナルを忠実に再現した1枚。

[SIDE A]
01. Who are you?
02. Mid-night plus 1
03. One shot lady
04. Free way 5 to south

[Side B]
01. Girl's in love with me
02. Shang-hide night
03. Not what I'm looking for
04. Pretender

*https://tower.jp/article/feature_item/2020/06/17/0706 より

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<日本酒> 兵庫 酒造之助/灘菊酒造甲蔵

2021-06-05 12:34:16 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(大阪国税局)】
 〈兵庫〉 酒造之助/灘菊酒造甲蔵

 

 明治43年に初代川石 酒造作が川石本家酒類(資)より独立し、川石酒類(資)を創業。現在の地(姫路市手柄)で清酒製造を始め、平成22年に100周年を迎えました。

 社名の「灘菊」は、姫路の前に広がる海‘播磨灘’ の「灘」と花の「菊」を合わせたものが由来となります。

 昭和30年代には、二代目 川石幸作が積極的に製造量を増やし、当時の地酒メーカーとしては珍しい鉄筋コンクリートの三季醸造「甲蔵」を完成するなど、業容を拡大していきました。
 一方、昭和39年に国鉄姫路駅地下街において直営の飲食店「酒饌亭灘菊」、昭和59年には市内に串揚倶楽部「蔵」を開業し、現在のモットーである「お酒と食文化のハーモニー」の礎を築きました。

 平成に入って、現会長の発案で、本社で酒蔵見学をスタート。さらに、木造酒蔵の一部を改装して酒蔵レストランを併設しました。平成5年姫路城が世界文化遺産に登録されたことや趣のある創業当初の木造酒蔵が現存すること・酒蔵料理の品がすべて手作りということが好評を得、平成25年度では年間10万人のお客様にお越しいただいております。

 酒造りにおいては、平成6年より「大量生産から小ロット生産」にシフトチェンジし、500kgの少仕込み生産を開始しました。平成16年から私、川石 光佐が杜氏として製造の中心を担い、平成21年に厚生労働大臣認定「酒造技能士1級」・平成22年に「(社)南部杜氏組合杜氏試験」に合格し、全国でも珍しい女性杜氏として酒造りに精進しております。

 また平成25年度南部杜氏自醸酒鑑評会の純米吟醸の部・純米の部において、優等酒に入賞する実績も収めております。
お酒に使用する米は「山田錦」「兵庫夢錦」など兵庫県産米を中心に厳選し、特に西播磨特産の「兵庫夢錦」は神崎郡市川町の農家さんと契約栽培をし、地元の酒米使用に力を注いでいます。仕込は伝統的な手造りの製法で行い、杜氏以下の蔵人も若手の社員が担い、社員一丸となって酒造りに精進しております。また貯蔵・熟成においては、瓶貯蔵の小ロットで管理し、瓶1本単位で繊細に徹底した熟成管理をしています。

 このように小仕込み・小ロット管理のため、製造量に限りはありますが、地元の酒米を丁寧に丹精込めて醸し、徹底した品質管理をすることで、お客様に「旬のお酒を一番おいしい状態でお届けする」ことが可能であると考えております。是非一度、酒蔵に「旬のお酒」を召し上がりに来てください。お酒と食文化のハーモニーをモットーとし、おもてなしの心で酒蔵スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

 〈代表取締役社長 川石 光佐〉

 灘菊酒造株式会社 兵庫県姫路市手柄1-121 

 ラインナップ

 「灘菊」大吟醸 極み 袋しぼり

 「酒造之助」 大吟醸

 「きくのしずく」純米大吟醸 など

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<伝統野菜> 宮城 むかし垣まめ

2021-06-05 09:51:29 | 伝統野菜

 「むかし垣まめ」

 【生産地】宮城県登米市米山町米岡地区

 【形状】スナップエンドウに似ているが、紫のきれいな花を咲かせる

 【食味】味が濃い。色が黒く、味噌汁に入れると味噌汁自体も黒くなる。煮物などにするときは皮つきで食べる

 【来歴】同地区で古くから栽培されてきたようだが、現在は二軒が作付けするのみ。

 【収穫時期】4月~5月

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-23 より

 

 むかし垣まめ
 生産地 登米市米山町米岡地区 

 由来
 むかし垣まめ1米山町米岡地区の遊佐久子さんが、20年以上前に近所のおばあさん(現在97歳)から種を譲ってもらい、それ以来作付しています。以前は、地区内で広く作付していた人がいましたが、今では遊佐さんと種を譲ってくれたおばあさんの二人が作付するのみとなりました。

 数年前に畑の前を通った人から「この野菜、まだつくってたのか。懐かしい。」と言われたことがあるので、昔は多くの生産者がいたと思われます。

 

 特徴
 むかし垣まめ2見た目はスナップエンドウに似ていますが、味が濃く、むかし垣まめがない時期にスナップエンドウを食べると、全然物足りないといいます。また、色が黒く、味噌汁に入れると味噌汁自体も黒くなってしまうほどです。紫のきれいな花を咲かせるこのむかし垣まめは、驚くほど多収で、食べきれないほどの量を収穫することもあるようです。

 

 栽培方法
 むかし垣まめ3遊佐さんは、科学肥料は使わず、落ち葉を拾って堆肥にするなどして土づくりを行っています。11月20日過ぎに種を播き、4月~5月の間に収穫します。

 

 主な活用・料理方法
 主に味噌汁に入れて食べています。そのほか、煮物などにするときは皮つきで食べるようです。遊佐さんは毎年収穫の時期が楽しみで、地種を採ってつくり続けるのは何かと大変なのですが、それをやめてしまうとこの味が楽しめなくなってしまうので、自分と家族が食べたいがためになくしてはならないという使命感で作り続けているそうです。

 

 生産者インタビュー遊佐久子さん
 むかし垣まめ4たまたま近所のおばあさんに分けてもらった種が、小さいころに食べた垣まめと同じものだったので、とても驚き、うれしかったのを覚えています。昔からの味を楽しむことができるので、なくしたくはないし、できればどこかでつながっていってほしいと思っています。

 

 お問い合わせ

 登米市産業経済部地域ビジネス支援課

*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/mukashikakimame.html より

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<漢字検定> 1級 四字熟語 9.回答 10.出題

2021-06-05 08:03:00 | 漢字検定

 前回の回答

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 断薺画粥  -だんせいかくしゅく-貧しい暮らしをしながらも勉学に励むこと。
「薺」は植物のなずなのことで、質素な食べ物のたとえ。
「画」は四つに切り分けること。
中国の北宋の范中淹は、冷めて固まった粥を四つに切り分けて、朝と夜に二つずつ食べ、おかずには刻んだなずなを食べるという、貧しい暮らしをしながらも勉学に励んだという故事から。
「薺を断ち粥を画す」とも読む。
「断韲画粥」とも書く。

 

 問2 笙磬同音  -しょうけいどうおん-人がお互いに心を合わせて仲良くすることのたとえ。
「笙磬」は管楽器と打楽器。
「同音」はいろいろな種類の楽器を一斉に演奏して、美しい音を奏でるということ。
「笙磬音を同じくす」とも読む。

 

 問3 蕩佚簡易  -とういつかんい-のんびりとしていて自由なこと。また、細かいことにこだわらず寛大なこと。
「蕩佚」はのんびりと自由で寛大なこと。
「簡易」は細かいことにこだわらず、おだやかでさっぱりしていること。

 

 問4 文質彬彬  -ぶんしつひんぴん-外面の美しさと内面の質朴さが、ほどよく調和しているさま。洗練された教養や態度と、飾り気のない本性が、よく調和しているさま。▽「文」は表面の美しさ。洗練された教養や美しい態度、容貌などの外見。「質」は内実、実質。飾らない本性。「彬彬」はほどよくつりあっているさま。

 

 問5 白髪青袗 -はくはつせいしん(はくはつせいさん)-歳をとってから官職につくこと。
「白髪」は白い髪のことで、歳老いた人のこと。
「青袗」は浅黄色の短い着物のことで、中国の宋の時代、位の低い文官の着ていたとされる制服のこと。

 

 今回の出題

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 人心収攬  

 

 問2 洪範九疇  

 

 問3 往事渺茫  

 

 問4 鄒衍降霜  

 

 問5 嗇夫利口

 

 

 *漢字検定Web問題集 HP より

 *goo辞書・四字熟語辞典オンライン より

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<経産大臣指定伝統的工芸品> 京都 西陣織 

2021-06-05 07:44:52 | 経済産業大臣指定伝統的工芸品

 「西陣織」

 Description / 特徴・産地

 西陣織とは?
 西陣織(にしじんおり)は京都府京都市街の北西部で作られている絹織物です。西陣とは京都の北西部(上京区、北区)にあたる地域の名称で、西陣の織屋(織物業者)が製造する織物を西陣織といいます。
 始まりは古墳時代と古く、室町時代に京都で起こった「応仁の乱」を機に西陣織の名称がつけられました。織屋によって製造工程が多少異なりますが、法律によって現在では12種類の品種が西陣織に指定されています。
 西陣織は、紗(しゃ)や羅(ら)といった透かし生地や二重構造の風通といった、多彩な織り方が発達していことが特徴的です。そして生地は先染めをしてから織っているため、一般的な染色法である後染めよりも丈夫で、シワになりにくい点も魅力の一つです。
 西陣織で生産される主な製品には、細い真絹で織った「紬(つむぎ)」、一般的に「お召し」と呼ばれるちりめん状の本しぼ織り、表裏で異なる色柄が表現できる風通などがあります。また、デザインはシンプルなものから雅やかなものまでさまざまです。
 「西陣」「西陣織」は登録商標によって、その伝統が保護され続けています。

 History / 歴史
 西陣織 - 歴史

 西陣織の起源は、渡来人が現在の京都に養蚕と絹織物の技術を持ち込んだ5~6世紀に遡ります。
 平安時代に、高級な絹織物を作る官営の職業として普及し始め、現在の上京区にあたる地域には、職人の集まる「織部町」という町も作られました。その後、官営の織物工房が衰えると職人達が自ら工房を起ち上げ、織部町の近くの大舎(おおとねり)町で絹織物業が発展していきます。大舎人町で生産される絹や綾は高品質なことから珍重され、室町時代に「大舎人座」と呼ばれる組織が誕生してからは、受注の幅もさらに大きく広がっていきました。
 京都で応仁の乱が起こると、大舎人町は壊滅してしまいます。しかし避難していた職人達が、応仁の乱で西軍の陣地であった地域(現在の上京区大宮)に戻り、織物業を復活させました。この頃に西陣という地名が生まれ、この地で作られる西陣織が日本の代表的な織物のブランドとして発展していくようになるのです。
 明治時代になると、西洋からジャカート織機を導入し、高度な技術が実現できるようになりました。現在では、伝統的な着物以外に洋風着物やインテリアなど時代にマッチした製品の製造にも力を入れています。

*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/nishijinori/ より

 豪華絢爛! 王朝意匠美の結晶「西陣織」
 平安京誕生以来約1200年、悠久の歴史の中で西陣はただひたすらに優美で華麗な絹織物づくりに情熱を捧げてきた。西陣織の中でも手機職人の名手、北村英次郎さんに、西陣織の魅力について聞いてみた。

 
 王朝文化が育んだ、研ぎすまされた美と技
 西陣の歴史は、平安京を抜きにしては語れない。この政治都市が誕生するに伴い、王朝貴族の雅びな衣装や生活用具などを作る上で、優れた技や意匠をもつ職人や素材が都に集められたからだ。山紫水明の都といわれた京都の自然美、そして平安貴族の華麗な生活様式、室町時代に開花した能や茶道、華道などの芸道の花々。それらすべての美意識と、職人の技が、西陣織という豪華絢爛な芸術を生み出した。西陣織に、華やかな王朝文化の息づかいが感じられるのは、こうした長い歴史的背景のもとで培われたからこそである。


 熟練した職人技が生きる手機
 西陣織と一口に言っても、金襴・緞子の他にも、ビロード・綴(つづれ)・絣(かすり)・紬(つむぎ)など、実に多彩。特に北村さんが織っている丸帯は、帯の中でも格式が最高のものだ。丸帯と言えば、「舞妓さんのだらりの帯」。舞妓さんの他に、花嫁衣裳、お茶席用など、フォーマルな場の帯として利用される。一般的な袋帯は、表に出ない部分は無地織だが、丸帯はすべて紋織。普通の袋帯の倍の幅で、約4メートル50センチまで織り上げる。多いもので8000本といわれる糸を、丸帯では9600本もあつかわなければならない。1本の丸帯を織るのに、熟練の北村さんの腕をもってしても約3カ月はかかるという。
 「こういう高級で複雑な織物は、手機で肝心なところを職人の手で始末せんと、できるもんやないわけやね。金糸や銀糸が裏返らんように、緯糸の色も間違わんように気をつけながら、機を織る手の間を変えずに織らんと、織が乱れ、針がひっかかって糸がつれたりしますやろ。織機に踊らされるようじゃ、あきまへん。織機を本当に使いこなせるようになるまでには、そら年期がいります。」
 とにこやかな笑顔で会話をしながらも、手許の鏡で織の具合をしっかりチェックし、乱れることなくリズミカルに織る姿は、まさに熟練の技。


 新しい時代の感覚を、伝統の技で織り込む
 西陣織のすばらしさは理解できるが、高級で若い世代には手が届きにくいのでは?と尋ねると、「そうですな。でも、ええもんは、おばあちゃんから、娘、孫へと3代は使ってもらえまっしゃろ。特に帯なんかは、体型に関わらず、着回ししやすい。合理的ですわな。それでも最近は、若い人たちの体型に合わせて、帯の長さも8寸(約25センチ)ほど長くしているものもあります。糸の色や、柄にも、新しい感覚を取り入れます。伝統の柄でないといかんと固執するんではなく、伝統的な技術で、今の時代に通用するええもん作って、お客さんに喜んでもらえるのが、やっぱり職人名利ですわな。」
 歴史と文化の重みを背負いながら、新しい感覚も取り込める器の広さ。ひょうとひょうと語る人柄に、京都人の粋を感じた。


 この織物を6枚縫製して、1本の丸帯が完成

 幕末後、東京遷都により西陣の活気は一時衰えたが、経糸の指示を伝える「ジャカード」という装置を、明治時代にフランスから輸入。近代技術の導入で大衆需要商品の普及により、西陣は大きな発展を遂げる。ジャカードが導入されるまでは、人が機の上にのり、手で経糸を持ち上げていたという。

 職人プロフィール

 北村英次郎

 15歳でこの道に入り、機織一筋に55年余り。1999年京都府優秀技術者として認定される。

 

 こぼれ話

 現代の暮らしに映える西陣織の美

 西陣では、伝統をただ守り伝えるだけでなく、新しいセンスを取り込みながら現代の暮らしに西陣織を伝えたいと、新しい創造を試みています。
 ネクタイやスカーフ、ショール、ハンドバックなどのファッショングッズはもちろんのこと、インテリアのタペストリーや、テーブルクロスなどのファブリック、スクリーンなど幅広い商品が作られています。
 また、今人気を呼んでいるのが、「京都西陣育ちりぼん」です。絹で織ったリボンですが、チェックや水玉の洋風テイストから、粋な縦縞など和風テイストのものまで、1メートル長さのものが10本入りで800円。ラッピングがブームなのもあって、かわいらしくて実用的と、好評を得ています。

*https://kougeihin.jp/craft/0120/ より

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