「202 ザ・セカンドエイド」
「在宅避難」という可能性を、ぜひ一度考えてみてください。
想像してみてください。
水や食糧がない状態で過ごす数日間を。
思い出してみてください。
あの東日本大震災後の数日間を。
道も電気もガスも止まり、飲食店やスーパーマーケットは軒並み臨時休業。
現金を持っていても何も買うことができない状況が続きました。
「THE SECOND AID」は、東日本大震災を経験した宮城県仙台市の会社が生み出した、コンパクトでスタイリッシュな防災セット。
自宅に置いておくことで、いざという時の「在宅避難」をサポートする、据置きの飲食糧&防災グッズです。
「災害があったらすぐに読む本」
「さつま芋の甘煮」「飲料水」「先割れスプーン×3」「ストロー×3」「トイレキット」「ウォータータオル」「おしり拭き」「静音アルミブランケット」「12時間ローソク」「マスク」など
高進商事株式会社 仙台市宮城野区萩野町三丁目4-10
THE SECOND AID 商品化の背景
「防災グッズは、いざという時にすぐに手に取れる身近な場所に置いてあるべきものである。」
高進商事は、東北地方を中心に様々な分野の製造工場向けに機械部品や設備などを提案・販売している専門商社です。
本社が宮城県仙台市にあり、東日本大震災を経験しました。
震災当時は、あらゆるインフラがストップし、何も手に入らないという状況が続きました。
当社が扱う商品が手元にあっても、家族も社員もお客様も誰も助けることができませんでした。
企業として「何もできない、これからどうなるんだろう」と、無力感と恐怖を覚えました。
震災を体験した企業として、何かできることはないか。
そこで、「緊急時に必要なものがコンパクトにまとまった“防災キット”を作ろう。」という考えに至りました。
そして2014年6月、デザイン事務所「NOSIGNER」の太刀川英輔氏との出会いがありました。
「NOSIGNER」太刀川氏には、商品名やデザインの部分を担当して頂いています。
商品名の由来は、震災直後に必要なのが「THE FIRST AID(応急処置)」だとすれば、その後72時間を生き延びるための「THE SECOND AID」だということで、名前が決まりました。また、行政や企業などが大量に備蓄するものを「FIRST」とすると、担当者以外では「FIRST」にたどり着けない場合がある。そのようなリスク分散のための「SECOND」としての意味もあります。
デザインの特長は、緊急時に自分の身を助けてくれる救急箱をイメージしたデザインです。
また、「防災グッズは、いざという時にすぐに手に取れる身近な場所に置いてあるべきものである。」という観点から、日常的に目に触れる場所に置いておけるよう洗練されていること。
そして、すぐに「救急」に関わるものだと伝わるデザインを追求しています。
CAR EMERGENCY BOX 商品化の背景
「車用の防災用品も車内スペースに」
2016年7月「THE SECOND AID」シリーズの第2弾として、車載用防災セット「CAR EMERGENCY BOX」を発売開始しました。
東日本大震災、熊本地震でも車に関連する多くの被災者が出ました。
また、大雪による立ち往生、大雨など車に関わるトラブルのニュースは、毎年後を絶ちません。
その為、自宅だけではなく「車内防災」対策が必要であると考えます。
商品名やデザインの部分では、引き続き「NOSIGNER」太刀川氏に担当して頂いています。
商品名の由来は、防災だけではなく、車に関するトラブルを解決するためのグッズであることから「CAR EMERGENCY BOX」という名前となりました。
デザインの特長は、注意を引いたり緊急というイメージの黒と黄色の組合せとしています。
また、「THE SECOND AID」同様、身近に置いておけるよう洗練されたデザインを追求しています。