いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<都市の異名> 学生の街

2022-08-17 08:17:33 | 都市の異名

 「学生の街 代々木」

 各地にある「学生の街」ですが、「代々木」もそのうちのひとつ。

 専門学校や予備校などが数多くあるため。

 「代々木ゼミナール」が代表格か?(笑

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<日本おもちゃ大賞2022> 名探偵コナン 謎解きゲーム 爆弾魔からの脅迫状/ハナヤマ

2022-08-17 08:10:42 | 日本おもちゃ大賞

 日本おもちゃ大賞2022

 キャラクター・トイ部門-キャラクターIPを題材にした玩具

 < 優秀賞 > 「名探偵コナン 謎解きゲーム 爆弾魔からの脅迫状/ハナヤマ」

 

数個の謎が隠されており、謎が解けると物語が進んでいくストーリードリブン謎解きゲームです。
2〜4人で協力して謎を解いていきましょう!
すべての謎が解けたら爆弾解除&犯人確保となるオリジナルストーリー!
ストーリーブックとストーリーカードはキャラクターのセリフで話が進んでいくので、まるでコナンの物語を読んでいるよう。
謎解きは「JERRY JERRY GAMES」が監修・編集。

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<和製英語> ビラ、チラシ

2022-08-17 08:06:04 | 言葉

 「ビラ、チラシ」

 「ビラ」とは、 チラシの別称。1枚ものの印刷宣伝媒体。

 「チラシ」とは、大衆伝達(主に広告)の媒体として用いられる、一枚刷りの印刷物のこと。かつては引き札という名称が使われていた。他にもビラともいう。

 語源は「散らす」という言葉らしいが定かではない。

 英語では「 flyer-フライヤー」。*Wikipedia より

 

 フライヤー・チラシ・ビラの違い
 ピコットではフライヤー印刷やポスター印刷など様々な広告物の印刷を行っています。普段何気なく使っているフライヤー・チラシ・ビラという言葉ですが、どれも同じような意味の言葉です。似たような意味を持つ3つの言葉の違いを説明したいと思います。

 フライヤー
 フライヤーは、英語で空を飛ぶ人や飛行家を意味するflier・flyerが語源となっています。戦時中、飛行機を使って広告物を配っていたため、飛行機から配布された広告物をフライヤーと呼ぶようになりました。
 当時配布していたフライヤーには、お菓子の引換券やくじ引きなどが印刷されているものもあったため、子どもたちが夢中になってフライヤーを集めていました。しかし、フライヤーを集める子どもたちと車の接触事故を防止するため、昭和39年に東京都内で飛行機を使ったフライヤーの配布が禁止されました。
 現代ではフライヤーとチラシが同じ意味で使用されていますが、小さなサイズの広告物や厚みのある広告物をフライヤーと言う場合もあります。

 チラシ
 「周囲に撒き散らすもの」を指す「散らし」がそのまま「チラシ」となったのがチラシの語源です。チラシの起源については諸説ありますが、現在の三越である三井越後屋が江戸時代に配布したチラシが有名です。これ以降、安い商品の案内や新店舗開店、宅配業者の即日配達といった案内を印刷したチラシが広く利用されるようになりました。
 現代のチラシは新聞折込という形で配布されることが多く、特定の地域に限定してチラシを配布することができます。
 格安で作成することができるので、個人経営のお店から全国チェーンの大型スーパーまで様々な企業がチラシを活用しています。

 ビラ
 ビラは、紙片の「片」や擬態語の「びらびら」が語源と言われています。紙のサイズを問わず、人々へ配布する印刷物をチラシ、人目につく場所へ貼ってある印刷物をビラと呼ぶことが多いです。チラシとビラに正式な定義があるわけではないので、「チラシを貼る」や「ビラを配る」という言葉を使っても間違いではありません。

*https://www.pcot.jp/fan/02/ より

 上記のように「広告会社」では区別しているようですが、一般的には「チラシ、ビラ」は新聞折り込み広告のようにB5以上のサイズで薄紙のものが当たります。「フライヤー」はもう少し小さく「特定の消費者」などに配られる中厚以上のしっかりした印刷物、特にコンサートなどの音楽関係に配布されるものに対して使われることが多いように思います。

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<慣用句・諺> 借る時の地蔵顔 など

2022-08-17 07:59:07 | 慣用句・諺

 「借る時の地蔵顔」

 物を借りるとき、にこにこ顔をすること。借る時の恵比須顔 (えびすがお) 。

 

 「枯れ木に花」

 いったん衰えたものが再び栄えることのたとえ。

 

 「枯れ木も山の賑わい」

 《枯れ木も山に風情を添えるのに役立つ意から》つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。

 

 「彼と言い此れと言い」

 あれもこれも。どちらも。

 

 「彼も一時此れも一時」

 《「孟子」公孫丑下から》世の中のことはすべて、時とともに移り変わって一定しない。栄枯盛衰も一時限りである。

 

*goo辞書 より

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<ぶどう> マスカット・アレキサンドリア

2022-08-17 07:52:57 | 果物

 「マスカット・アレキサンドリア」

 ■マスカット・オブ・アレキサンドリアとは?
●「果物の女王様」とも

 日本では一般的に「マスカット」と言えばこのマスカット・オブ・アレキサンドリアを指していると言って良いでしょう。これまで様々な新しい品種が生み出される中、その容姿、風味共に非常にエレガントなブドウとして長年高級ブドウの代名詞として君臨し続けています。

 マスカット・オブ・アレキサンドリアはもともと北アフリカ原産とされ、紀元前からエジプトを中心に栽培されてきた非常に古い品種で、エジプトの王妃クレオパトラも食べていたとされています。

 名前の由来は、エジプトのアレキサンドリア港から各地へ輸出されていたことから"アレキサンドリアのマスカット"と呼ばれるようになったと考えられており、「マスカット」とは「MUSK=麝香(じゃこう)」が語源とされ、ジャコウのような香りがする、あるいは、ジャコウのように強く芳醇な香りがするブドウとして名付けられたといわれています。

 日本には明治時代に兵庫県印南新村の播州葡萄園に導入されたのが最初とされ、その後岡山県の山内善男氏と大森熊太郎氏がその苗木を持ち帰り温室栽培を成功させたとされています。

●ワインの原料にも
 マスカット・オブ・アレキサンドリアには様々な亜種が生まれ、ワインの原料にもなっています。代表的なもので言えば、イタリアワインの原料となるモスカート(Moscato)種やフランスで言うミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン(Muscat Blanc a Petits Grains)がこれにあたります。フランスでアレキサンドリアはミュスカ・ミュスカ・ダレクサンドリーと呼ばれています。日本でも一部でワインが造られています。

●マスカット・オブ・アレキサンドリアの特徴
 マスカット・オブ・アレキサンドリアの果房はボリュームのある円錐形にまとめられ、やや楕円気味で大粒の果粒は美しいエメラルドグリーンの色をしています。皮は比較的薄く、そのまま食べられないことは無いかな・・・といった感じで、果肉は甘味と共に適度な酸味があり、上品な美味しさを感じることができます。最大の特徴は香りで、マスカット香と呼ばれる特有の香りが強いことです。

 国内で生食用に作られる際は、花房の時点で上部の花を取り去り、実が膨らんだときに綺麗な形と十分な大きさになるよう整形されています。これをせず、自然のままに生育させると房は縦にとても長い状態になり、実も小粒で沢山付いた状態のブドウになります。

 また、マスカット・オブ・アレキサンドリアには「紅アレキ」または「紅マスカット」と呼ばれる皮が赤い枝替わり品種もあります。

●種無しと種有り
 マスカット・オブ・アレキサンドリアはデラウエアなどのようなジベレリン処理だけでは種無し果にする事ができない品種の為、長年ずっと種有りのブドウとして定着してきました。また、生産者もマスカット・オブ・アレキサンドリアは種がある物という固定感が強く、今なお種有りのものが一般的となっています。

 ただし、種無しにする技術が開発されていないわけではなく、ストレプトマイシンとジベレリン、それにフルメットを用いた手法があり、一部種無し果も出回っているようです。

■マスカット・オブ・アレキサンドリアの主な産地と旬
●主な産地
 マスカット・オブ・アレキサンドリアの主な産地は岡山県で、平成22年の栽培面積を見ると87haと全国の96%を占めています。次いで香川県2ha 福岡県1.3haとなっています。

 これはこの品種がもともと地中海性気候に適したブドウで、雨などに弱く露地栽培に向かないことや国内では気候や地質が合わなかったようです。それを岡山県では導入当初からガラス温室栽培に取り組み、今日まで120年に渡り品種改良・技術開発が進められて「マスカット・オブ・アレキサンドリアと言えば岡山」というブランドが築き上げられたのです。

●マスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫時期と旬
 岡山のマスカット・オブ・アレキサンドリアは、ハウス内を加温機で温めて栽培する加温栽培と無加温栽培が行われ、早期加温栽培のものは5月下旬頃には初出荷が行われています。9月頃からは無加温栽培のものも収穫が始まり11月まで出荷されます。

 当然加温栽培のものは燃料費がかかることや希少性などもありかなり高級なブドウとして主に贈答用などにされる事が多く、一般的な食べ頃の旬はやはり無加温栽培のものが出回る9月中旬から10月となります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-MuscatAlexandria.htm より

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< 焼 酎 > 鹿児島 島のナポレオン/奄美大島にしかわ酒造

2022-08-17 07:49:36 | 焼酎

 【令和3年酒類鑑評会(本格焼酎部門)優等賞 黒糖部門 4/7

 (鹿児島)「島のナポレオン/奄美大島にしかわ酒造」

徳之島の豊かな大自然に磨かれた天然の湧き水で仕込んだ黒糖焼酎。
自然の恵みと先人達の知恵、そして旨い焼酎を造りたいという思いが重なり融合し、奄美黒糖焼酎『島のナポレオン』が生まれました。

アルコール度数 25度

 株式会社 奄美大島にしかわ酒造 鹿児島県大島郡徳之島町白井474-565

 1990年に創業、鹿児島県の徳之島に本社を置き、黒糖焼酎及びリキュールの製造・販売を行う酒造会社。

 純黒砂糖を主原料に、天然の湧水で仕込んだ「島のナポレオン」を主力商品として、5年以上長期熟成させた原酒を使用した「帝」、日本でも珍しい黒糖焼酎を使用した梅酒「燦々梅酒」など、様々な銘柄を製造・販売しています。

 鹿児島市の南南西約380kmにある奄美大島と沖縄本島北端から約23kmにある与論島の洋上の間に浮かぶ島々、奄美群島。

 その中の1つ、美しい大自然と歴史的な背景などから独自の文化が色濃く息づいた、「長寿の島」「子宝の島」の異名を持つ徳之島に、奄美大島にしかわ酒造の本社はあります。

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<伝統野菜> 長野 吉野蕪

2022-08-17 07:40:16 | 伝統野菜

 「吉野蕪 」

 上松町吉野地区。すぐ後ろに聳える風越山からの爽やかな風、美味しい水といった里山からの恵みをたっぷり受けたこの土地で、古くから栽培されている「吉野かぶ」。実の先がクネッと曲がった長円錐形のフォルムが特徴的で、濃いめの赤紫色が鮮やかな品種。

 収穫後すぐに町内の加工所で仕込まれる「吉野かぶの甘酢漬け」は、地域内外で愛される人気商品となっており、毎年販売を心待ちにする声も多い。

 収穫時期 11月~3月
 伝承地域 木曽郡上松町

*https://www.oishii-shinshu.net/library/heritage/vegetable/21346.html より

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<The Wonder 500> ものづくり 337 MONYOUハンカチーフ

2022-08-17 07:37:51 | The Wonder 500

 「 337 MONYOUハンカチーフ」

日本古来の紋様柄から生まれた
MONYOU handkerchief

半纏柄として歴史の深い、
日本古来の紋様柄をあしらったハンカチーフです。
肌ざわりのやさしい綿で仕上げました。
薄手なのに吸水性がよく、乾きやすいのが特徴です。

*https://item.rakuten.co.jp/designers-and-labo/jiy-h1/ より

 株式会社 石山光交 東京都墨田区横川1丁目12−11

 

 「伝統は革新の連続」 13代の伝統技術を“現代”に生かす石山染交/株式会社石山染交 代表取締役社長 石山祐司さん

  「伝統は革新の連続」
 13代の伝統技術を“現代”に生かす石山染交
 創業は江戸時代の元禄年間。1950(昭和25)年に墨田区横川1丁目に株式会社石山染交として設立した老舗の染工場・石山染交。歌舞伎・テレビ・舞台芸能衣装をはじめ、法衣・装束・半纏などの染色・刺繍加工を手掛け、1999(平成11)年には、伝統歌舞伎振興への貢献により、文化庁長官賞を受賞。2011(平成23)年には、伝統的なデザインと現代の技術を融合させる新しい試みにもチャレンジしている。「伝統は革新の連続」をモットーに新境地を開く、13代目代表取締役社長・石山祐司氏にお話を伺った。

 創業は江戸時代にまで遡るということですが、会社の歴史について教えてください。
 山形県は米沢市など紅花染めで知られる染物の産地でもあるのですが、初代は山形県竹の森(現在の南陽市)というところで染物屋を営んでおりました。呉服商・染物の大きな商いをしていたということですが、1955(昭和30)年、現在の場所に株式会社として設立しました。

 染物屋というのはだいたい、工程ごとに分業制で仕事をするもので、京都などではそのシステムが定着しています。しかし私どもは東京という土地柄の中、ましてや染物屋とは何のつながりもない土地なので、職人が集まり、自社で一貫生産できるシステムを確立しています。

 染色・刺繍加工ということですが、具体的にはどんなお仕事が多いのですか?
 メインの仕事は、歌舞伎や古典舞踊の衣装の、染物・刺繍加工です。最も古くからやっているのは、お坊さんの着る法衣の染物ですね。それから雅楽や能、狂言の装束、そして今非常に多いのは、お祭りの半纏や浴衣です。 衣装を作るというのは、受注から納品までの時間が非常にタイトなため、他の工場さんに委託することが時間的にも難しいので、自社で一貫生産できるシステムは強みです。

 また、そういうシステムをとることによって、今申し上げたものだけではなく、たとえばハンカチなど、いろいろな製品を作ることもできます。染物に関わる商品ならたいていのことはできますね。

 古い時代の話なのでわからないですが、社名の“染交”は、いろんなものが混ざり合うという意味じゃないでしょうか。刺繍にしても、染めた糸を使うわけですから。私どもが使う刺繍糸はすべて、自分たちで好みの色に染めているんです。一つ一つのセクションは非常にこぢんまりしていますが、全国的に見ても、これだけの種類を自社でまかなっている工場さんはないかもしれません。

 職人さんは、何人くらいいらっしゃるのですか?
 今は17名の職人がいます。染物はいろいろな種類がありまして、たとえば友禅ひとつとっても、型で友禅をする場合と、手描きで友禅をする場合があります。また、「引き染め」や「煮染め」など、いろいろな種類の染物があって、それぞれ一人二役・三役というかたちで、全員が携わっています。だから一人の職人が二つ三つのクオリティの高い技術を持って進めているというのが現状です。

 「すみだマイスター」という制度(※)がありまして、当社の職人が2年ほど前に2名、承認されています。また、当社の職人それぞれが、マイスターを取得できるレベルにあります。※“優れた技術を持ち、すみだの産業を支える付加価値の高い製品をつくる技術者”を墨田区が認定する制度。

 ひとつひとつ手仕事で、気の遠くなるような作業ですね。完成までどのくらい時間がかかるものですか?
 こればっかりは一概にはいえないですね。ひと月かかるものもあれば、1週間でできるものもあります。手刺繍であるとか、加工の込んでいるものは、ひと月でできないものもありますし、これはもう職人さんの手間の日数なので、一概に期間というのはいえないです。衣装の場合は、間に合わなければ夜中も仕事をしますし、ものによっては、明日の舞台のものが「まだ今うちで染めてます」っていう場合もあります。

 これまでに印象に残ったお仕事やエピソードなどありましたら教えて下さい。
 そうですね。舞台衣装でいうと、やはり大きな舞台で、一流の役者さんが演じていただけるというのは、この目で見たときに、非常に晴れがましいというか、そんな気分はありますよね。

 それから、毎年イタリアのベローナでオペラがあるのですが、2004(平成16)年に上演された『マダム・バタフライ』の衣装を作ったのです。ソリストたちは皆イタリア人なのですが、主役が着る衣装をすべて作らせていただきました。その中で、わざわざ古い衣装を持ってきて、「もっと汚す」という依頼がありました。やはりオペラはお芝居的なものですから、そういう注文は非常に印象的でしたね。

 まだ使える衣装をわざと汚してしまうという。もちろん、染料を使って汚すんですが、ちょっともったいない気もしましたね。そのオペラの仕事については、担当したデザイナーさんが後に本にされておられました。非常に手もかかりましたが、世界中の人たちが生でその衣装を見てくださったのは、非常にうれしいことでしたね。

 故石岡瑛子さんがオペラ『忠臣蔵』の美術を手掛けられたとき、先生は和装のものについてあまり詳しくなかったのですが、私どもが自社の古い資料をたくさん提供させていただいて、先生がそれをもとにデザインを起こされ、私どもが作り上げたということもありました。そのときには、先生には非常に喜んでいただきました。

 2011(平成23)年に墨田区の地域ブランド「すみだモダン」に認証。オリジナル商品を手掛けるようになったそうですね。
 墨田区には規模は小さいけれど、非常にクオリティの高い工場さんが多く集まっています。「すみだモダン」はこのエリアで、いろいろなものを作ることができるということをアピールしていこうという事業です。その中で、工場が作っているものをそのまま提供するのではなく、いろいろなデザイナーさんと工場がコラボレーションして新しい商品を作るという企画があったんですね。

 私どもはそういうことはやったことがないものですから、非常に興味を持ちまして、お話を伺ったところ、デザイナーさんが私どもの資料をご覧になって、「これは面白いものが作れる!」と言って頂けたので、一緒にコラボレーションしたんです。そこでできたのが、江戸時代の鳶(火消し)の半纏をコートにした“匠美コート”と、古来の文様をデザインした“MONYOUハンカチーフ”です。

 コートは昔から鳶の職人とか、お祭り関係の人たちが冬場に着ていた半纏なのですが、じつはそれほど暖かくなかったんです。しかし、非常にデザイン性の高いものなので、これを何とか見た目のかたちを変えることなく暖かいものにして、関係者以外の人たちにも着てもらえないだろうかということがテーマでした。そこで、特殊性能のある新しいインナー素材を苦労して探しまして、コートに仕立てたのです。それまでの半纏を着ていた方たちも、「こっちのほうが暖かくてぜんぜんいい」と、喜ばれていますし、男女を問わず、和のテイストを味わいたいという人に人気があります。

 「伝統は革新の連続」をモットーにされておられますが、どのような“革新”を心がけておられますか?
 コートのほかに、ハンカチも作りましたが、私どもはこれまでハンカチなど作ったこともありませんし、なおかつ、一般の商品を提案することもしてこなかったんです。これは、営業的な部分でも、もの作りにおいても、革新的な試みの一つでした。また、半纏はこれまで何十年も、今までのままでずっと流通していたた商品なんです。「そのうえに何かもう一工夫できないだろうか」ということもまた、革新的なものの考え方の一つではないかと思っています。

 技術にしても、世の中はデジタル化していますから、我々がやってきたアナログ式なものではなくて、デジタル式でものが作れる。実際にインクジェットプリンターを使った製品にもチャレンジしています。しかし、インクジェットプリンターを使う場合、その前後にはどうしても、生地にアナログ式の処理が必要なんですね。その処理も、我々の一貫生産の工場の中ですべて設備が整っているので、革新的な試みにも挑戦できる。

 コートやハンカチに限らず、これまでまったく塀の外の話であったアパレル関係にも挑戦していきたいと思っていますし、我々が携われることがあれば、チャレンジしていきたいと思っています。

*https://itot.jp/interview/198 より

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