「 445 ドライフルーツの羊羹」
パンと和菓子。
ある時、友人の依頼で「パンにあう和菓子」を作ることになりました。
はじめに考えたのは、パンに合う和の素材。餡、黒糖、胡桃、果物(和菓子のルーツは字の如く「果の子」果物や木の実です。)など…。これらの素材をヒントにパテやテリーヌの様な羊羹のイメージを描きました。無花果の実のつぶつぶ感、胡桃の幾何学模様、苺の赤が黒い羊羹の切り口に抽象画のように現れたら素敵だろうと想像しました。
奇抜な材料の寄せ集めのように感じられるかもしれませんが、ドライフルーツや胡桃入りのパンがあり、あんぱんがあるように餡とパンはお馴染みの相性、黒糖風味の和菓子もあります。 苺大福やフルーツあんみつのように餡の甘さとフルーツの酸味も外せない組み合わせです。 そして、ドライフルーツと黒糖(ブラウンシュガー)やラム酒はご存じのように好相性です。 黒糖とラム酒どちらも原材料はサトウキビから出来ているので違和感なく味わうことが出来ます。
こだわりの材料
北海道産小豆100%のきめの細かいこし餡がなめらかな食感をつくり出します。
サトウキビを生産する農家さんとの交友関係もある原材料の沖縄県西表島の黒糖は、豊かな水と自然に恵まれた環境で大切に育てられ、とても良い風味です。
イチジクは、実が大きく柔らかいトルコ産を使用するなど、それぞれ素材の品質にこだわった材料を使用しています。
wagashi asobi 東京都大田区上池台1-16-2
「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる。」を理念として活動する2人の和菓子職人。
東京都大田区上池台のアトリエを拠点に、首都圏を中心に国内だけでなく NYの展覧会参加やParisで茶会を開催するなど海外にも活動の「和」を広げています。
「推薦コメント」
老舗で学んだ伝統的な羊羹作りに敬意を払いながら、新しい感性で和菓子の可能性を広げている若手職人の羊羹です。若い方や海外のお客様への手土産にしても喜ばれます。パンはもちろん、ワインやバターともよく合います。-横川正紀-
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