「有良だいこん」
有良だいこん(あっただいこん)
由来など
古くから奄美大島の有良集落で各家庭菜園や山手の畑で広く栽培されており,「有良だいこん」または「あったどこね」と呼ばれている。
有良集落で栽培されている方によると,戦前から作っており,煮物や切り干しだいこん等にして正月料理にも利用している。
作物の特徴・特性
地上部は大きく地面を這うように葉を広げる。
根身部は紡錘形で,根茎は15~20cm程度,長さは60cm程度,重さ5kg程度になる。
味や料理法
生食や煮物の他,切り干し大根としても利用されている。
奄美市内では正月のお歳暮だいこんとして人気がある。
種子の入手方法など
自家採種が中心で,種子が市場に出回ることはない。
栽培カレンダー ○:は種,■:収穫
品目名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
有良だいこん ■ ■ ■ ○○○ ○○○ ■■■
*http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/attadaikonn.html より
「有良だいこん-あっただいこん」
【生産地】大島本島北部有良地区
【特徴】晩生種。地上部は大きく地面を這うように葉を広げる。普通サイズが根径10~15㎝、根長45~60㎝の中太り。葉の大きさは葉長55㎝、葉幅15~16㎝、葉数35枚。根身部は白色で紡錘形。根重2~4㎏程度である。過去最大の大きさは根重15㎏の記録があったといわれている。粗剛で耐暑性が強い。草姿、根形とも南薩地方に栽培されている地大根に似ていて、肉質に優れ、ス入りの遅い品種である。
【食味】
【料理】煮物や切り干しだいこん等。主にお正月に食べる塩豚と野菜の煮物料理「ウワンフネ」用に栽培されている。
【来歴】古くから奄美大島本島北部の有良集落にて、各家庭菜園や山手の畑で広く栽培されている。「あったどこね」とも呼ばれている。戦前から作られており、有良集落の地形や土などの特徴もあり、他の集落で栽培しても同じおいしさにはならないという。他の種と交雑しないように代々大切に受け継がれている貴重な大根で、自家採種が中心のため種子が市場に出回ることはない。奄美市内では正月のお歳暮だいこんとして人気がある。
【時期】12月~1月
*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_j_CrQ_fW より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます