「 400 鮎魚醤」
日本や世界を代表する料理人たちがこぞって「おや?!」と目を輝かせたこの一振り。それがこの蔵で生まれた鮎魚醤です。ほとんど香りを持たない鮎魚醤は、およそ“魚醤”のイメージとは遠く離れた新しい天然の調味料です。素材そのものに振りかければ持ち味を生き生きと生かし、お料理の途中で使えば万能な隠し味として活躍。盛り付ける直前に一振りすると、その味わいをいっそう深く仕上げます。そのほか、他の調味料に合わせるなど、使えない所がないほど、あらゆるタイミングでお使いただける、まさに不思議なほど万能なエッセンスです。
●もっと鮎魚醤、まだまだ不思議
ありそうでなかった・・・・それこそが、この調味料のお料理におけるポジションで、鮎魚醤の存在そのものです。原材料は鮎と塩のみ。8か月ほど熟成させ、ていねいに濾(こ)すことで、美しい琥珀の滴が生まれました。日田であればこそ、この蔵の技術と経験、伝統があればこそ生まれた鮎魚醤。果たして、”調味料”というジャンルに閉じ込めてしまっていいものか、じつのところそれすらも思案中です。それというのも、この鮎魚醤、持ち味や旨味を引き立てるという“足し算”ばかりでなく、嫌な香りを消すという“引き算”もできるという優れものだからです。例えば素材の“えぐ味”であったり、何かの味が勝ち過ぎてしまったという時にもぜひお使いいただきたいのです。どんな素材でも、どんなお料理でも、香りを引きたて、旨味を引き出し、整え、ある時は抑え、バランスを取る、それがこの魔法エッセンス、鮎魚醤です。
●鮎魚醤でいっそう深くなる
従来のまるはらの味わいに、鮎魚醤を加えることで、独特の深みや広がりをみせるものがあります。本醸造醤油に鮎魚醤を加えた贅沢なお醤油「絹」、素材の色や風味を活かす「白だし」。味を整え、素材の旨味を引きだすという鮎魚醤本来の持ち味が、まるはらの味わいに加わったものです。“鮎魚醤効果”を併せ持つこれらの品々は、お使いいただくほどに、その違いを感じていただける品々。香りも、味わいも、そしてお使いいただける用途も、ぐんと広がってくるでしょう。
合名会社 まるはら 大分県日田市中本町5-4
日本の伝統である醤油 味噌醸造の、伝承と発展に貢献したい
当社は、明治32年(1899)の創業の会社で、日田市内の企業で会社設立が一番古い会社です。今でもその名残で「株式会社」ではなく、「合名会社」を名乗っています。醤油・味噌・魚醤・ラムネの製造メーカーで、私で4代目の社長になります。
当社の理念は、
「美味しい」
「不易流行」
当社の第一の理念は、「美味しい」調味料を作る事です。と言っても簡単では有りません。美味しいものは人にとって違いますし、時代と共に変化していきます。独りよがりでなく、世界に通用する本当に美味しいものを追求したいと考えています。
第二の理念は、松尾芭蕉が作り、芭蕉の基本理念でもある「不易流行」です。時代により流行があり、物事は常に変化し続けます。但し、物事の基本には変化してはならないものも有ります。当社のような地方の老舗企業にとって、変化してはならないものと変化しなければならないものの両方が、企業の存続に必要だと考えています。
この理念の元、伝統の有る美味しい醤油作り続けながら、最新の製造技術・機械も導入し、時代にあった新しい醤油関連商品も開発して行こうと考えています。
その考えのもと、醤油の1 種類で有る「鮎魚醤」を開発しました。商品の味・香り・品質のいずれでも、世界一の魚醤が出来ました。
今後も、九州の山に囲まれた天領日田で、世界に通用する醤油を創り続けます。 代表 原 次郎左衛門正幸
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