「第1回達人戦」
第1回達人戦(スポンサー名義を含む正式名称は「第1回達人戦 立川立飛-たちひ-杯」)は、2023年に創設された将棋の公式戦「達人戦立川立飛-たちひ-杯」(達人戦)の1回目の大会である。優勝者には「達人」の称号が与えられる。
本棋戦は基準日時点で50歳以上の現役棋士が出場する「シニア戦」であり、年齢下限を出場条件に設けた将棋の公式棋戦は今大会が初となる。なお、本項で名前と併記の年齢は基準日(2023年4月1日)時点の年齢となる。
2023年5月19日に日本将棋連盟が新たな公式棋戦「達人戦立川立飛杯」の創設を公表した。優勝賞金は非公開。
出場資格
基準日(2023年4月1日)時点で50歳以上の現役棋士
※ 年齢下限を出場条件に設けるのは史上初。
持ち時間・消費時間計測
消費時間計測はチェスクロック計測で行なう。持ち時間は以下のとおり。
予選トーナメント:持ち時間 1時間(秒読み 1分)
本戦トーナメント:持ち時間30分間(秒読み 30秒)
棋譜について、予選から自動棋譜記録システム「HEROZ Kishin Eye」を導入している。
第1回の方式
2023年4月1日時点で50歳以上の現役棋士54人が対象(東京32人、関西18人、シード4人)
本戦シード者を永世称号呼称者・資格者(谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、佐藤康光九段、森内俊之九段)4名とする。
(第2回以降のシード形式は今後決定)
予選は2023年6月から、4ブロック(東京:2、大阪:1、混合ブロック:1)に分けて行なう。
シード4人と予選通過4人との計8人により本戦トーナメントを行なう。
本戦は公開対局とし、2023年11月24-25日の2日間に「ステージガーデン立川」(立川市)で行なう。
本戦開催前日の11月23日には指導対局イベント及び前夜祭を開催。
本戦トーナメント
日程:2023年11月24日 - 2023年11月25日
(1回戦11月24日、準決勝・決勝11月25日)
(持ち時間30分間 / 秒読み 30秒 / チェスクロック計測 / 公開対局)
(年齢は2023年4月1日時点)
☆ 本戦シード者
永世称号呼称者・資格者 (4名)
谷川浩司 十七世名人(60歳)
羽生善治 九段(永世七冠・十九世名人資格者 / 52歳)
佐藤康光 九段(永世棋聖 / 53歳)
森内俊之 九段(十八世名人資格者 / 52歳)
予選通過者 4名
丸山忠久 九段(52歳)
深浦康市 九段(51歳)
藤井猛 九段(52歳)
阿部隆 九段(55歳)
1回戦 (11/24)
☆ 森内俊之 九段 / 52歳 ○ VS 4組 阿部隆 九段 / 55歳 ●
3組 深浦康市 九段 / 51歳 ● VS ☆ 羽生善治 九段 / 52歳 ○
☆ 谷川浩司 十七世 名人 / 60歳 ● VS 2組 丸山忠久 九段 / 52歳 ○
1組 藤井猛 九段 / 52歳 ● VS ☆ 佐藤康光 九段 / 53歳 ○
準決勝 (11/25)
森内 ● VS 羽生 ○
丸山 ○ VS 佐藤康 ●
決勝 (11/25)
羽生善治九段 VS 丸山忠久九段
139手で羽生善治九段の勝利!
賞状授与では、羽生会長が自ら優勝者である自分に授与するという珍事に(笑
かつて「達人戦」という同名の非公式戦があった。
「富士通杯達人戦」は、日本将棋連盟と週刊朝日編集部が主催、富士通の協賛で行われる将棋の棋戦で、非公式戦である。1993年に創設され、2014年までの22回実施された。2015年以降は休止。
40歳・八段以上から規定によって選抜された棋士によるプロ将棋界最初のシニア棋戦であった。決勝は早指しの公開対局で行なわれた。
*Wikipedia より
今回の「達人戦」の参加資格は50歳以上という「シニア戦」。
藤井八冠が参加するにはまだまだ先である(笑
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