スポーツ選手の引退セレモニーって、大掛かりにする割には「引退する選手の言葉」だけしか残らないものが多い。
しかし!近年稀にみる「とてもいいもの」となった「松坂大輔」の引退セレモニー。
「平成の怪物」として登場した大輔に対し、不動の三番打者だったイチロー。
あの対戦は忘れられないものとなった。
「初対決3三振-1四球」
「自信から確信に変わった」と言わしめた名勝負。
三振はしたが、カッコよかったイチロー。鼻をへし折られるかと思われた対戦を堂々の投球でそのチカラを見せつけた大輔。
そしてイチローも大輔も海を渡る。
両者全盛期を迎えての対戦も、大輔はイチローを翻弄した。通算打率は.240台と抑えられたイチローはとても悔しかっただろう。
大輔は日本に戻ってきたが、なぜか「西武」ではなく「ソフトバンク」に。これはとても残念だった。なぜ「西武」じゃないのか?と
その後、故障から手術。そして中日に渡るが、本来のチカラは発揮できなかった。
ようやく「西武」のユニフォームを着ることができたのは14年ぶり。
しかし、ここでも復活はできなかった。戦力にはならないとわかっていたかも知れない「西武」の恩情だったか?
ボロボロになっても投げ続けたその姿に批判も多かったが、本人が納得いくまで投げ続けたのは意地か?
引退セレモニーを演出したのは誰?
西武球団も粋な演出、またそれがとてもいいものに。
画面から飛び出した本物のイチローに、誰もが驚いたのでは?
「許せ大輔」
なんとも男前-かっこいいじゃないですか。
大輔も嬉しかったことだろう。
ほんといいセレモニーだった。
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