うまいッ!「おでんの主役!源助だいこん~石川・金沢市~」 2013年11月10日
番組内容
ずんぐり愛らしい加賀野菜「源助だいこん」。はじけそうなほどみずみずしく、繊維のきめ細かさが特長。煮物に最適で出汁をよく吸収するため、金沢ではおでんの具材として人気の逸品だ。しかし、扱いは、とてもデリケート。鮮度が良くパンパンに張った状態で出荷したいが、冷え込む朝方に触れると、ひび割れる恐れがある。そこで深夜に収穫し、1本1本優しく抜き取るのだ。生産者の愛情がつまった源助だいこんの魅力を伝える。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201311100615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
金沢の「源助大根」のおでんは天下一品!源助の他におでんなし 2020/10/15
源助大根(げんすけだいこん)をご存知ですか?
源助大根は、石川県金沢市の伝統野菜「加賀野菜」15種類の1つです。
どでんと太った大根で、「おでんにしたら天下一品の味」と言われています。
今回は、そんな源助大根の歴史、味わい、おすすめの食べ方を、金沢の老舗八百屋が詳しく説明します。
源助大根って、なに?
源助大根(げんすけだいこん)は、加賀野菜(金沢の伝統野菜)15種類の一つ。
おでんやふろふき大根、ぶり大根など、
煮炊きしてたっぷり味をしみこませると、これ以上ない味わいです。
金沢市打木町の篤農家・故松本佐一郎氏が生みの親。
昭和7年に生育力の強い切太系を導入し、在来種との自然交雑によってできたものを毎年選抜。
昭和17年に今の源助だいこんができあがりました。
源助大根の味、食べ方
煮るとプリプリ食感 生食では、ほんのり甘い。
源助大根の食べ方の基本は2つ。
煮炊きすることと、生で食べることです。
煮炊きすると、ぷりぷりでとても柔らかくなるのに、
不思議とあまり煮崩れしません。
生で食べればとても瑞々しく、ほんのりとした甘さが感じられます。
真っ先に「おでん」で食べるべし!源助大根のおでん
源助大根は、おでんのためにあると言っても過言ではありません。
かつては「源助大根のおでんは、天下一品!」と称されていたほどです。
青首大根のような苦みは薄く、大根本来の味わいと風味が感じられます。
煮崩れしないのに、ぷりぷりで柔らかい食感とみずみずしさ。
ほろほろと口の中でとろけながら広がる味わいは、何とも言えません。
みずみずしく、ほんのり甘い味わい!源助大根のサラダ
煮炊きだけでなく、生食にも向いています。
青首大根より水分を多く含み、とてもみずみずしく、ほんのり甘い味わいがあります。
大根独特のクセが少ないため、サラダにすると、どんな野菜とでもマッチ。
クセになる美味しさがあります。
源助大根の今まで 一筋縄ではいかなかった源助大根の普及
今ではおでんやサラダで愛される源助大根も、その普及には多くの苦難がありました。
そもそも金沢の地物野菜として定着していましたが、やがて青首大根が市場を席捲するようになるのです。
源助大根は、後継者不足が懸念されるようになりました。
そんな中でも、「加賀野菜ブランドだから」と、作りたいという人が少しずつ、増えてくるようになります。
しかし、「す」(中のちょっとした空洞)が入りやすい、形や大きさがそろわない、雨が降ると割れやすいなど、収穫を左右する複数の難点により、なかなか軌道に乗りません。
源助大根の普及には、難しい課題が山積みとなっていました。
「上質な源助大根」を追い求めて
それでも生産者たちは諦めませんでした。
肥料や収穫のタイミングを考え、いい種を持ち寄り、源助大根を何としても後世に受け継ぐべく、全員が一丸となって研究を重ねたのです。
そんな生産者たちの、ひたむきで、たゆまぬ努力があって、やっと今の源助大根ができました。
今では後継者の育成も進み、源助大根は着々と後世に受け継がれていっています。
今でも地元金沢で、愛され続ける源助大根
金沢市民は日本一おでんが大好き。
源助大根をみかけると、とりあえずカゴに入れてしまう方も多くおられます。
私たちHORITAの金沢の実店舗「堀他香林坊大和店」でも、源助大根が出回る時期になると、そんな光景を毎日のように目にします。
「やっぱり源助大根は、金沢の人々にとって、あって当たり前の存在なんだなぁ」
寒さの厳しい季節でも、源助大根をカゴに入れるお客様を見かけるたび、なんだかとっても微笑ましく、ほっと温かな気持ちになるものです。
煮たり炊いたりした源助大根の味わいは、やっぱり唯一無二。
その味わいは、金沢の人々の記憶の中に深く根付いているのでしょう。
源助大根は、今でも金沢で愛され続けています。
源助大根は、こだわりの大根
源助大根は、決して万能な大根ではありません。
辛みが少ない分、大根おろしには向いていませんし、その他にも様々な場面で物足りなさを感じることもあるでしょう。
しかし、煮炊きや生食など調理法さえ合えば、源助大根は抜群の味わいを楽しませてくれます。
それはまさに伝統野菜の真骨頂ともいえる味わい。
料理にこだわる方にこそおススメしたい天下一品の大根なのです。
まとめ
金沢の加賀野菜の一つ「源助大根」は、おでんにすると天下一品と称されるほど、煮炊きして食べるのに向いている大根です。
煮炊き以外にも、生食も向いており、みずみずしくほんのり甘さも感じられます。
青首大根に市場を奪われたり、栽培が難しかったりといった数々の苦難を乗り越えた源助大根は、今でも金沢を中心に愛され続けています。
*https://www.e-horita.co.jp/column/honsha_20201015 より
<伝統野菜> 石川 源助大根
https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry/?eid=07072df6a4b7d6f49d7ea6ba19e1169c&sc=c2VhcmNoX3R5cGU9MSZsaW1pdD0xMCZzb3J0PWRlc2Mma2V5d29yZD0lRTYlQkElOTAlRTUlOEElQTklRTUlQTQlQTclRTYlQTAlQjkmcD0x
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