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<りんご> すわっこ

2022-01-31 08:35:43 | 食品

 「すわっこ」

 ●すわっことは
◆「世界一」の自然交雑から生まれた品種
 すわっこは花岡正憲氏が1993(平成5)年に長野県諏訪郡下諏訪町にある自身のほ場において、「世界一」の自然交雑実生の中から選抜・育成したりんごで、2004(平成16)年に登録出願、2006(平成18)年に品種登録されています。

 甘く酸味が少なめで、高温下でも着色がいい大玉のリンゴ品種です。

◆すわっこの特徴
 すわっこの主な特徴は以下の4」つです。

1.甘みが強く酸味が穏やか。

2.長円形で大玉。

2.高温下でも全体に赤く着色しやすい。

3.蜜が入りやすい。

 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果形は長円、王冠は強、がくの開閉は中、がくあの深さは深、幅は広、こうあの深さは深、幅は広、果実の大きさはかなり大、果皮の地色は黄緑、被う色は紫紅、被う色の強さは濃、着色部縞模様の多少はかなり少、さびの位置はこうあ、量は無~僅、さび状果点は無、果点の大きさは小、密度は高、スカーフスキンは少、果皮のろう質は中、粗滑の程度はやや滑である。

 果梗の長さは長、太さは太、肉こうの有無は無である。

 果心の形は平円、大きさは大、果肉の色は黄白、果肉の褐変化、硬さ及び肉質は中、蜜の多少は多、甘味はやや高、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は長円、大きさはやや大である。

 発芽期及び開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては9月下旬である。

 結果の早晩は中、後期落果は無~僅、普通貯蔵及び冷蔵貯蔵は長、心かびの発生は無~僅である。

 「シナノスイート」及び「世界一」と比較して、果皮を被う色が紫紅であること、蜜が多いこと等で区別性が認められる。

-----』 以上、抜粋。

◆実際に食べてみたすわっこの食味
 今回入手したものは9月初旬に長野県塩尻市の直売所で購入したものです。

 一玉530g前後で、全体によく色付いていました。

 切ると部分的に蜜が入っている状態で、食べてみると果肉はち密で硬めで、サクッと歯切れがよく、強い甘みとそれを支えるような酸味がバランスがよく感じられ全体に味が濃く美味しいリンゴでした。

●すわっこの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
 すわっこの主な産地は育成された長野県です。まだ新しい品種ということもあり、農林水産省の特産果樹生産動向調査には記録がなく栽培面積や生産量は不明です。

◆すわっこの収穫時期と旬
 収穫時期は9月上旬から9月下旬にかけて行われています。まだ生産量も多くはなく、収穫されたものはすぐに出荷されているようなので食べごろの旬もその時期となります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-Swakko.htm より


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