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<日本酒> 群馬 水芭蕉/永井酒造

2021-03-07 07:01:21 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(関東信越国税局)】
 〈群馬〉 水芭蕉/永井酒造

 話題の「MIZUBASHO PURE」を醸す群馬・永井酒蔵。蔵が運営するカフェで味わう酒蔵グルメ 2016.05.29 更新

 

 武尊山(ほたかやま)のふもとに位置し、美しい川と豊かな自然に恵まれたのどかな田園風景が広がる群馬県川場村。ここに、今注目の発泡清酒「MIZUBASHO PURE(水芭蕉ピュア)」を醸す酒蔵・永井酒造があります。築130年の旧蔵を改築した直営店「古新館」にある酒蔵らしいメニューが人気の「蔵カフェ」で、ここでしか味わえない酒蔵グルメを堪能しながら「水芭蕉ピュア」誕生のお話を伺ってきました。

 尾瀬のやわらかな水に惚れ込み酒蔵を創業
 永井酒蔵は、群馬県のJR沼田駅から車で20分ほどのところにあり、1時間に1本運行している川場村循環バスなら「門前下」停留所のすぐ目の前です。

 創業は明治19(1886)年。尾瀬の大地が育んだやわらかな地下水に惚れ込んだ初代蔵元・永井庄司さんは、その地下水が湧き出る川場村の地に「永井酒蔵」を創業しました。

 口当たりは柔らかでふわりと膨らみ、ほのかな甘みすら感じる美味しいお水でした。そんな上質な水から造られる永井酒造の主な銘柄は、創業時から地元で愛され続ける「谷川岳」と、1992年に新たに醸造をはじめた「水芭蕉」。
「水芭蕉」は、すっきりとした透明感のある味わいで、まさに川場村の水質を活かしたお酒です。
 シャンパン製法でつくられた日本酒「水芭蕉ピュア」

 永井酒造では、発泡清酒、純米大吟醸酒、熟成酒、デザート酒という4種類の「水芭蕉」を、それぞれ前菜、魚料理、肉料理、デザートに合わせて楽しむ、まるで日本酒のフルコースのような「NAGAI STYLE」を提案しています。

 中でも2008年11月にお披露目となった発泡清酒「水芭蕉ピュア」は、5年がかりの大変な苦労をもって開発された特別なお酒です。
その製法は、シャンパンと同じように発泡させるために、瓶の中に酵母を入れて“瓶内二次発酵”させるという珍しいもの。開発段階では、この発酵に耐えられず、計500本もの瓶を割ってしまったそう。さらに、瓶燗火入れの段階でまた200本を失敗。合計700本もの失敗を重ねて完成しました。そうした苦労の賜物でしょうか。うっとりするほど美しいきめ細やかな泡の、本当にシャンパンのように華やかな味わいの日本酒に仕上がっています。

 口当たりは滑らかで、シャンパンと同じ心地良い泡が口の中で優しく弾けます。米の旨みを感じるので、やはり日本酒だなと実感しますが、シャンパンと比べてキレが良く後味はすっきり。
まさに乾杯に相応しい、華やかでいながらも香りが後に残らないお酒です。

 この「水芭蕉ピュア」、フランスで権威ある美食ガイドで3つ星を獲得しているレストラン「メゾン・ピック」に採用が決まったそうで、ワインリストにも掲載されるとのことです。
 旧蔵を改築し、試飲も楽しめる直営店に

 「古新館」は20年前まで使用されていた蔵を改築して造られました。古い物と新しい物が共存している場所にしたいという想いで名付けたそうです。

 古新館では「水芭蕉」の各ラインナップを無料で試飲することができます。

 なかなか選べない!という方は、蔵人さんに好みや予算などを伝えれば、きっとお気に入りの1本となるお酒を選んでくれることでしょう。

 通常、食用米を使ってお酒を造ると、どうしても日本酒としては味が弱い仕上がりになってしまいます。それでも地元のお米を使いたいと4年間研究を重ね、やっと2015年に満足いくものが完成。地元の人たちからも美味しいと太鼓判を押されました。
 「蔵カフェ」で味わう酒蔵グルメ
 古新館の中には、仕込み水・麹・酒粕などをつかった酒蔵ならではのメニューが並ぶ「蔵カフェ」があります。メニューはすべて蔵人が自ら考案しているのだとか。

 ひんやりとした空気感の中、小上がりに座ると気分も落ち着きます。

 今回いただいたのは、地元の特産品である川場村産のお米「雪ほたか」と地鶏、こんにゃくを使用した川場村名物「かわば丼」。

 「かわば丼」は、川場村内10カ所で販売されていますが、「蔵カフェ」の「かわば丼」は、酒蔵ならではの調理法で作られた丼となっています。

 塩麹を使って照り焼きにした地鶏に、醤油麹を味付けに使った鶏そぼろを加えた丼と、刺身、天ぷら、煮物にした3種類のこんにゃく。地元野菜のサラダに麹ドレッシングを添え、酒粕汁を付けたセットで提供しています。

 醤油麹の甘めでコクのある味付けが地鶏によく合い、こんにゃくも新鮮さを感じさせる味わい。優しい風味の酒粕汁が蔵カフェらしさをアップしていて、バランスの良い組み合わせです。

 「蔵カフェ」では、他にも永井酒造の商品を使ったメニューが楽しめます。

 2016年の夏は、新スイーツとしてかき氷を出したいと考えているそう。「水芭蕉かき氷」、想像しただけでも美味しそうです。

 ドリンク類も酒蔵らしいものが揃っていました。

 珈琲は水出しのため、仕込み水の柔らかい口当たりはそのままに、程よい豆の風味と主張しすぎない焙煎具合でした。
焙煎のスペシャリストに「水芭蕉」の仕込み水を送り、それに合うように豆を焙煎してもらっているそうです。

 取材日はまだ出来上がっていませんでしたが、「水芭蕉ピュア」、「水芭蕉純米大吟醸」、「水芭蕉ヴィンテージ」、「水芭蕉デザート」の4種類で構成される「NAGAI STYLE」に合わせたおつまみを開発中だそうです。あの美しいお酒、「水芭蕉ピュア」にはどんなおつまみを合わせるのでしょうか。「蔵カフェ」のメニューに追加されるのが楽しみです!

*https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1018/ より

 永井酒造株式会社 群馬県利根郡川場村門前713

 ラインナップ

 「MIZUBASHO」PURE

 「水芭蕉」DESSERT SAKE・純米大吟醸 雪ほたか・純米大吟醸プレミアム・純米大吟醸 翠 など

 「谷川岳」純米大吟醸 など

 


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