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<ぶどう> クイーンニーナ

2021-11-18 06:58:11 | 食品

 「クイーンニーナ」

 ■クイーンニーナとは?
●「安芸津20号」×「安芸クイーン」
 クイーンニーナは(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が1992(平成4)年に「安芸津20号」と「安芸クイーン」を交雑させ、生まれた実生から選抜育成したもので、2009(平成21)年に登録出願、2011(平成23)年に品種登録されました。

 食味に優れた大粒の赤色ぶどうとして生産者が増え、市場にも多く出回るようになりましたが、価格は高めで安定しています。

●クイーンニーナの特徴
 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果房の大きさはやや大、果房の着粒密度は粗、穂梗の長さはかなり長、穂梗の色は緑、

 果粒の大きさは極大、果粒の形1は倒卵形体、

 果皮の色は赤、果粉の多少はやや多、果皮の厚さは中、果皮と果肉の分離性はやや難、

 肉質は崩壊性、果汁の甘味はかなり高、果汁の多少は多、果実の香りはフォクシー、熟しょうの色は暗褐、花振るいの多少は多である。

-----』以上、抜粋。

 また、このぶどうを育成した農研機構のホームページには以下の通り紹介されています。

『「巨峰」よりやや遅く、「ピオーネ」とほぼ同時期に熟する赤色ブドウである。満開時と満開10~15日後の25ppmジベレリン処理により、果粒重は「巨峰」や「ピオーネ」より大きい18g程度の無核粒となる。収穫期の糖度は22%程度、酸含量は0.4g/100ml程度であり、「巨峰」や「ピオーネ」より高糖低酸である。肉質は崩壊性で硬いため、食味は優れる。渋味はなく、はく皮性は「巨峰」と同程度か、ややはく皮しにくい。脱粒性は「巨峰」と同程度かやや少なく、日持ち性は概ね「巨峰」、「ピオーネ」と同程度である。』

●実際に食べてみた食味
 今回入手したものは山梨県産で2㎏で4000円程で、粒がとても大きく一粒の平均で19g以上ありました。

 触った感じは引き締まった固さを感じ、かじると皮が歯切れよく、果肉も崩壊性でブリブリっとした良い感じです。皮は比較的薄く、渋みも少ないので果肉と共に食べられなくはありません。果肉は甘く、酸味は弱いので、さっぱり感はあまりなく、甘さが前面に出てきます。

■クイーンニーナの主な産地と旬
●主な産地と栽培面積
 クイーンニーナの主な産地は長野県です。農林水産省がまとめた平成30年産の特産果樹生産動態等調査によると、全国の栽培面積は38.9haで、そのうち長野県が約半分を占めています。

クイーンニーナの主な産地と栽培面積
 その他、山梨県や愛知県、山形県、鹿児島県などでも作られています。

 この紹介ページを作成した2015年の時点では、まだ登場して数年しか経っていなかったので上記の調査には記録されていませんでした。

●クイーンニーナの収穫時期と旬
 クイーンニーナの熟期は通常の露地栽培で8月下旬から9月上旬頃となっています。収穫は早い所では9月上旬頃から始まり10月中旬頃まで続きます。店頭には冷蔵貯蔵品も含め11月上旬頃まで並びます。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-QueenNina.htm より

 


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