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<現役ミュージシャン> 意外な年齢のミュージシャンたち-南佳孝

2021-04-16 07:26:58 | MUSIC

  「南佳孝」

 1950年1月9日生まれの71歳

 【スペシャル・インタヴュー】南佳孝 7年ぶりのオリジナル フルアルバム!
2018/09/26

 “モンローウォーク”、“スローなブギにしてくれ~I Want You”などのヒット曲で知られる、日本のポップス界を牽引するシンガー、南佳孝。今年デビュー45周年を迎える南の約7年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『Dear My Generation』が遂にリリースされました。ここでは、南佳孝ご本人と、今作のレコーディングを手掛けた世界的エンジニア、Goh Hotodaへのメールインタヴューをご紹介します。

 ■上質なシティポップスを待ち続けていた大人たちへ

 1973 年9 月21 日、南佳孝のデビューアルバム「摩天楼のヒロイン」が松本隆のプロデュースにより 発売された。その記念すべき日に文京公会堂で行われた, はっぴいえんどの解散コンサート。最初に ステージに登場したのは、ストリングスを従えピアノの前で歌う南佳孝その人だった。70 年代80 年 代に青春を送った世代には「モンローウォーク」「スローなブギにしてくれ~I Want You」などのヒッ ト曲で独特の歌声が深く胸に刻まれていることだろう。日本のミュージックシーンおいてOne & Only のシンガーソングライター。

 南佳孝デビュー45 周年に当たる2018 年9 月26 日発売の「Dear My Generation 」は、7 年ぶりとな る待望のオリジナルフルアルバムである。近年書きためていた楽曲の中から収録曲を厳選。いくつか の恋を経た男と女の微妙なニュアンスを描く大人のラブソングから、やんちゃなロックチューンまで、 成熟したBoys & Girls に送る全12 曲。

 今回のアルバム制作では初めてプロデュースチームを編成。1 年以上の制作期間を経て音楽業界以外 のスタッフの意見に耳を傾けながら、ジャンルに捉われない幅広い音作りを目指した。

 作詞は本人の5 曲に加え、「モンローウォーク」「プールサイド」など数多くの南佳孝作品を手がけた 来生えつこが20 数年ぶりに4 曲の大人のドラマを書き下ろした。その中の1 曲「ニュアンス」は NHK ラジオ「ラジオ深夜便」2018 年1 月から3 月の深夜便のうたとして放送され話題となる。さらに「ス ローなブギにしてくれ~I Want You」をカバーしている斉藤和義が2 曲に作詞を提供、合わせて 「Mystery Train」ではコーラスとギターを、「はないちもんめ」では南佳孝と斉藤和義のデュエットが 実現した。この曲ではギターにChar も参加してストレートなRock を聴かせる。

 アレンジには南佳孝作品には欠かせないベテラン井上鑑、デビューアルバムにも参加している日本を 代表するロック・ベーシスト小原礼と世界的ドラマー屋敷豪太のデュオ・ユニットThe Renaissance、 ジャンルを超え多岐にわたる音楽活動で注目される森俊之、数々の映画音楽やテレビドラマの作曲で 知られ、最近の南佳孝作品でもアレンジヤーを務める住友紀人、以上4 ユニットで構成。参加ミュー ジシャンにはファースト・コールの常連が名を連ね、ドラムスに鶴谷智生、屋敷豪太、ベースに小原礼、 岡沢章、バカボン鈴木、松原秀樹、ギターに天野清継、梶原順、スペシャルゲストとして斉藤和義、 Char、尾崎亜美。デュエットのパートナーとして太田裕美が参加。他にも名うてのミュージシャンの 名前が並ぶ。

 優しく歌われるスローな曲からロックチューンに至るまで、レンジの広いアルバム収録曲のトラック ダウン、マスタリングは、グラミー賞を2 度受賞したGOH HOTODA が担当。トータリティのある1 枚のアルバムに仕上っている。

 ◆南佳孝 メールインタヴュー

 「みんなそれぞれの音楽人生を全うしているな」

――今回のアルバム『Dear My Generation』の制作では、プロデュースチームを初めて編成されたとのことですが、それにはどのような心境の変化があったのでしょうか。

 全く新しい風を入れようと思いました
 元電通の社員だった二人を立てました
 前から知っている友達ということもあり、ざっくばらんにいろんなアイデアを出せたのが良かったのかなと

――本作にはまた、井上鑑さん、The Renaissance(小原礼さん、屋敷豪太さん)、住友紀人さん、森俊之さんといった方々がアレンジ参加されています。シンガー・ソングライターである南さんにとって、アレンジャーとはどんな存在なのでしょうか。

 とても大事な役割です
 仮に良い作品が出来たとしましょう
 それを活かすも殺すもアレンジ次第だとも思っています

――収録曲は、近年書きためていた楽曲の中から厳選されたとのことですが、どのようなテーマで選ばれたのでしょうか。

 漠然とした答えですが、クォリティーの高さだと思います
 楽曲はそれが全てです

――今回も多くの素晴らしいミュージシャンの方々が参加されています。彼らとのリハーサルやレコーディングの場面で、何か印象に残っているエピソードがございましたらご紹介ください。

 みんなそれぞれの音楽人生を全うしているなと思いました
 昔から知っている連中は特にそうでした
 Charなんか本当ロックしてるなと、ギターもドライブしてた
 レコーディングは15分で、話しが30分ぐらいだったけど面白かった

――斉藤和義さんをフィーチャーした曲が2曲収録されています。斉藤和義さんのような、南さんから見て若い世代のアーティストとのセッションには、どのような面白さがありますか。

 みんなそれぞれの音楽人生を全うしているなと思いました
 ぼくらの時代と違って皆上手いなぁと思います
 斉藤くんは、柔らかな感性でオールマイティなミュージシャンだなと思う
 歌詞の才能も本当あるね

――今回はすべての楽曲を96KHz/32bit floatで収録するなど、サウンドへのこだわりも見られるようです。そうした音質の追求は、音楽の伝わり方にどのような作用があるとお考えですか。

 最近は、圧縮された音源を当たり前の様に普段聴いているのですが、確かに昔々のなんちゃってステレオよりはクリアで粒だちもいいです
 でも、ふくよかな奥行きのある、余裕のあるサウンドはまた違うものです
それに慣れると今度はいままでのものが陳腐に聴こえるはずです

――昨今、“日本のシティポップ”が世界的なブームを呼び、国内での再評価の気運も高まっています。ご当人でもある南さんは、こうした動きをどうご覧になっていますか。

 ぼくがデビューした頃はフォークソング全盛で全くのマイナーな存在でした
 それが今光りを浴びているのはとても嬉しく思います
 でも、過去の事です

――今年はデビュー45周年に当たりますが、創作へのモチベーションを維持し続ける秘訣は何でしょう。

 下手な鉄砲数打ちゃ当たる、と思ってずっとやってきました
 これからも多分そうだと思います

――最後にe-onkyo musicのリスナー向けて、メッセージをお願いします。

 制作に1年と4ヶ月、ストックしてきた曲は7年前から
 ささっと聴いてもらっても結構ですが、できたらもう一度ささっと聴いてください
 きっと何かあるはずです

――ありがとうございました。

*https://www.e-onkyo.com/news/2126/ より


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