「水晶文旦」
水晶文旦は,1952年頃,高知県室戸市の戸梶清氏によって晩王柑と土佐文旦を交配して育成された品種といわれている。また水晶文旦の名前は,1958年,田中長三郎博士によって肉質・食味が優れていることから命名された。
温室でしか育たないと思っていた「水晶文旦」。よって、家庭園芸には不向きとしていた。しかし、佐賀市と久留米市の2ヶ所で露地栽培されているのを確認した。その1ヶ所は、佐賀県果樹試験場内であり、たまたま所用で訪問した4月上旬。12月に収穫した果実が予措を終えた水晶文旦があり、コンテナに詰まれていた。尋ねてみると、露地栽培されたもので、担当の専門技術員も非常に評価している品種とのこと。早速試食させていただいたが、本当にさっぱりとした春にふさわしい食味だった。また、偶然見つけた露地水晶文旦は4月13日で、ここ福岡県久留米市でも樹上での冬越しが可能であることが確認できた。
文献や耳に入っている噂だけでは分からない情報がどこに落ちているか分からないことを痛感した出来事だった。「水晶文旦」と云えば「温室水晶文旦」という印象をずっと持ってたので、「露地水晶文旦」=栽培困難だと考えていた。皆様には★無し(家庭園芸向けでは無い)としてたが、★★2つに変更。このような情報等、お知らせ頂ければ幸いです。
*http://www.ykken.jp/14683699368654 より
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