「 355 隠岐牛」
*https://www.izumoterrace.com/okigyu/ より
島根半島の北東約40〜80キロメートルの日本海に浮かぶ島、隠岐。
人口わずか2万5千人足らずのその島には、手付かずの大自然が今も広がっています。
その恵まれた自然環境の中で、一貫した飼育が行われ、安全で高い品質を誇るのが「隠岐牛」です。
その味は通をも唸らせる、選び抜かれた黒毛和牛本来の味。
島内では年間約1200頭の牛が生まれるが、「隠岐牛」として徹底した飼育が行われ、市場に出るものはその1割程度。
まさに幻の黒毛和牛なのです。
所在地 :島根県隠岐郡 海士町(おきぐん あまちょう)
出荷月齢:31ヶ月齢
品質規格:4等級以上
品種 :黒毛和種(未経産雌)
出典 財団法人日本食肉消費総合センター公式サイト 業務用食材通販ナビ!
有限会社隠岐潮風ファーム 島根県隠岐郡海士町大字豊田588-2
海士町という地域へ目を向けて
”ないものはない”を宣言した海士町は、人口約2400人の小さな島です。離島であるからこそ生まれるコミュニティーや島らしい生き方、本当の豊かさを発信しています。2003年の三位一体改革で地方交付金と、国からの補助金が大幅にカットされました。この「地財ショック」により島でも公共事業が縮小され、いっきに事業収入が減少しました。そんなとき、この小さな島での雇用を守り抜きたい、退職者を出したくないとの思いから生まれた会社が、隠岐潮風ファームです。創業は2004年、親会社である飯古建設で代表取締役を務めていた田仲寿夫社長が始めました。田仲社長は、「今までお世話になった地域、海士町への恩返しをしたい」と考えて、畜産業に着目します。島では、仔牛は本土で肥育され、他のブランドとして販売されていました。そこで目指したのが”島生まれ、島育ちの隠岐牛”を育てること。まさに海士町という地域に根ざした会社です。
社長と社員がともに汗を流して歩んだ“隠岐牛”ブランド化への道
創業して11年。社長と社員が力を合わせ、会社を育ててきました。その結果、肥育牛の出荷は毎年増え続け、隠岐牛のブランドも定着してきました。隠岐牛は黒毛和牛。ミネラルを含んだ牧草を食べ、広大な放牧地には急峻ながけ地もあることから足腰も強く、健康で肉質の高い牛に育っています。「たくさんの苦難を、社員と一緒に乗り越えてきました」と、田仲社長は語ります。ほとんど素人から出発した当社ですが、社員と社長がともに汗を流し、”島生まれ、島育ちの隠岐牛”というひとつの商品をつくり上げてきました。多くを語らない田仲社長ですが、社員はその想いを理解し、牛一頭一頭の個性に気づき、自ら行動するようになったそうです。田仲社長の言う”自慢できる社員たち”の姿です。当社では、牛にストレスを与えずに成長させるための環境づくりにも、真剣に取り組んでいます。また、一年分の稲わらを地元の農家から貰い受け、ファームでできたたい肥を農家へ分けています。こういった地域の人とのつながりも島ならではです。
未完成だからこそ、社員と一緒につくりあげる
当社は、社長を含む10人の社員と4人のパート社員が、ひとつのチームとなって仕事をしています。社員全員が声を掛け合いながら、一人ひとりの立場を大切にし仕事をする、笑顔が絶えない職場です。女性は二人。一人は社員への仕事のフォローをさりげなく行ってくれ、職場がやさしい雰囲気になるそうです。もう一人は社内結婚をして、いまは二人目の産休を終えての勤務です。「社員を雇い入れたときは、最後まで面倒をみる」と田仲社長は言います。「業績ではなく、本人が辞めるまでは、ずっと働いてもらいたい。社風は、これから社員たちがつくってくれるものだと思います」。また、牛にストレスを与えず、成長させるための環境づくりにも真剣に取り組んでいます。失敗も成功もすべて、全員で共有してきたからこそ、今の会社がつくりあげられたのでしょう。
私見ですが、「選ばれた理由」は何か?よくわかりません。
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