いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<北京冬季五輪> 競技種目について-アルペンスキー

2022-01-29 09:29:49 | スポーツ

 アルペンは旗門を通過しながら斜面をいかに速く滑り降りるかを競う競技です。種目によっては時速100kmを超えるスピードや、0.01秒を争うシビアな競技性が最大の魅力。もっともスピード域が高くターン弧の大きいダウンヒル(滑降)から細かいターンが続くスラローム(回転)まで、男女それぞれで5つの個人種目が行われ、2018年平昌大会より新種目の混合団体が採用されました。

 

ルール・見どころ
【ダウンヒル(滑降)】
 アルペン競技のなかでもっとコースが長く、設定されるターン弧が大きい種目。ときには時速100kmを超えるスピードで斜面を真っ直ぐに滑り降り、20〜30mを超えるジャンプを飛びます。選手にとってはもっとも過酷で、観客にとってはエキサイティングな種目です。
 滑走本数は各選手1本ですが、ひとつのクラッシュが生命の危機につながる可能性があるため、通例、本番のレース前に3本の公式トレーニングが行われます(最小でも1回)。

【スーパーG(スーパー大回転)】
 ダウンヒルと合わせて高速系種目に分類され、ダウンヒルに必要なスピードへの強さと、ジャイアントスラロームのターン技術の両方が求められるタフな種目。ターン弧の設定はダウンヒルよりも小さいため、ターン中にレーサーにかかる遠心力はダウンヒル以上と言われています。
 ダウンヒルのような公式トレーニングは行われず、滑走本数は1本だけの一発勝負となります。旗門の設定やコース取りを読み切る経験も必要となる種目です。

【ジャイアントスラローム(大回転)】
 スラロームと合わせて技術系種目と呼ばれ、一般的なロングターンベースのターン設定で、スピードに対する強さ、卓越したターン技術やリカバリー能力、緻密なコース戦略やゲームマネージメントなど、アルペン競技で求められる要素が凝縮されている種目です。旗門セッティングが異なるコースを2本滑り、その合計タイムで順位が決まります。

【スラローム(回転)】
 細かいリズムのターンテクニックが問われる技術系種目。他の種目より滑走スピードは劣りますが、他の種目はポールにフラッグがついた旗門で構成される一方、スラロームはポールだけで旗門が構成されており、そのポールをハンドガードでなぎ倒していくダイナミックさが魅力でもあります。
 左右にリズム良くターンを刻むオープンゲートをベースに、旗門が縦に配置されたヘアピンやストレートなど、さまざまなリズム変化がコース上に仕組まれています。レーサーに求められるのは、たった1回のインスペクション(コースの下見)でそうした罠を見抜き、よりタイトなラインで速いタイムをねらっていくこと。そのためにも俊敏なスキー操作とリカバリー能力が必須と言えます。

【アルペンコンバインド(複合)】
 1日でダウンヒル(またはスーパーG)とスラロームのふたつを組み合わせて行う複合種目。高速系種目のスピード対応力、技術系種目のスキーテクニックという両極端の能力が求められるため、選手の総合力が試される種目と言えます。高速系種目が得意な選手と、技術系種目が得意な選手とが入り混じるため、大逆転劇なども繰り広げられる可能性があります。

【混合団体(チームイベント)】
 平昌大会から採用された新種目で、各国で男女混合のチームを編成し、トーナメント方式で戦う国別対抗戦です。ジャイアントスラロームのポールセットをより細かいリズムにしたコースセットを左右にふたつ並べ、同時にスタートして先着を競うパラレル競技を、選手を入れ替えながら行います。滑走タイムが20秒程度の短いコースのため、観客も全体を見渡すことができ、抜きつ抜かれつの勝負が盛り上がりを誘う種目です。

*https://www.joc.or.jp/sports/alpine.html より

 

 北京オリンピック、スキーアルペンの日本代表は昨シーズン、世界選手権の女子回転で日本勢として過去最高の10位に入った安藤麻選手と男子で初出場となる小山陽平選手、それに追加で内定した女子の向川桜子選手の3人です。

*https://www3.nhk.or.jp/sports/news/k10013443891000/ より


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日経トレンディ 2021年ヒット... | トップ | <The Wonder 500> ものづく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事