「139 BITOWA modern Container/SHIKI」
TEAM BITOWA 福島県会津若松市金川町1-4 有限会社 遠藤正商店内
会津へは、東京から北東方向へ電車で3時間。
豊かな自然と四季に彩られたその地に、四百数十年間継承され、発展してきた漆器の伝統工芸「会津塗」があります。2006年、「会津塗」の世界で、一つのムーブメントが起こりました。それが伝統技術と新しい感性とが融合した新ブランド『BITOWA』です。
『BITOWA』は、ブランド誕生以来、『新しい「会津塗」とは何か?』という問いを常に自身に投げかけ、現代の美意識や生活スタイルをデザインに反映させることで、「会津塗」の可能性を着実に拡げてきました。現在『BITOWA』は、ホテルライクで上質な生活を提案する「BITOWA」、日常をエレガントに彩る「BITOWA modern」、そして特注ライン「BITOWA order」の3つの軸を中心に展開しています。
会津塗の特徴である堅牢性、装飾性に加えて、使いやすさや佇まいの美しさ。そしてそれらに沿うように存在する現代の感性。『BITOWA』にはその全てがあります。作り手として、使い手として、「会津塗」の素晴らしさを日々感じ、真剣に新しい可能性を模索している『BITOWA』 だからこそ、自信を持って、世界の人々へ新しい漆器を届けられるのだと確信しています。
『BITOWA』と共にある上質な暮らしをお楽しみください。
福島県の西部に位置する会津若松市は、周囲を磐梯山や猪苗代湖などの四季の変化に富んだ美しい大自然に囲まれています。
この会津の地で漆工芸が根付いたのは、天正18年(1590年)。豊臣秀吉の命を受けた藩主・蒲生氏郷(がもううじさと)公が産業として奨励したのが始まりです。1860年代後半の幕末の戦火で壊滅的な打撃を受けながらも、明治中期(1890年前後)には再生し、発展。日本有数の漆器の産地としてその名を広め、今へとつながります。
そしてこれから・・・ さらに未来を見つめ、伝統を守りつつも新しい時代の風を感じ、歩みをすすめる必要があるでしょう。私たちは、400年の時に磨きあげられた技術と新しいデザインの感性の融合による、新しい“ものづくり”に励んでいます。
職人の手と心をつなぐもの
人の手による仕事には、ぬくもりがあり、美しいものです。会津の漆器作りには、それぞれの工程に独自の職人が存在します。製材された原木から板物木地を作る惣輪師。同じく丸物木地を作る木地師。板物を塗る板物塗師と丸物を塗る丸物塗師。そして上塗りまで完成した漆器に加飾を施す職人・蒔絵師。彼らは自然や時間に逆らう事なく、素材との対話から逸品を誕生させます。そうして完成した「会津塗」の特徴は、上塗り漆に油を加えることで独特のつやと気品ある塗り肌に仕上げる“はなぬり”や、刃物で浅彫りした塗面に漆と金箔を刷り込む“沈金”、厚く盛った“高蒔絵”などの技法。たくさんの職人の手と心がつながって、はじめてひとつの漆器が生まれます。
メンバー:
有限会社遠藤正商店
株式会社小沼漆器店
株式会社関美工堂
有限会社マツモト工芸
プロデューサー:
桐山登士樹 [株式会社TRUNK]
デザイナー:
塚本カナエ [ kanaé Design Labo]
SOMA DESIGN
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