~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

セミナー&レッスンの日

2009年10月16日 21時25分32秒 | レッスン&セミナー
仕事もしてないのに忙しいとかいうと殴られそうですが、今週は連日出たり入ったりしてました。

今日は、午前がMiyoshiメソッドのセミナーで、いったん帰宅してから、今度は私自身がレッスンを受けに出かけました。
これが4時からだったのですが、レッスン場所がうちから徒歩で20分もかからないところだったので、3時半に出ればOKでした。テスト中ですでに帰宅した息子もいることだし・・とゆったりとした気持ちで出かけた・・つもりでした。
途中で帰宅中の小学生軍団に出会いましたが、その中に娘はいません。3時45分になってうちに電話しても帰ってないとのこと。3時53分過ぎても帰ってないらしい。どんなに遅くとも3時半には帰るはずなのですが、どうしたことか。
携帯からお友達にかけてもわからないし、学校にかけたらとっくに帰りました、帰るとこを見ましたよ・・ということで、55分頃についに困って、私の次のレッスンの方に(これまた近所)、「順番変わってくださ~い」と緊急コール(泣)。
3時59分に息子から電話があり、「見つけた」と。
・・・カンベンしてよ、もう。・・・・(なんでも帰り道で2年生と話しこんでたとか・・怒)

で、ぎりぎりで玄関を入ったお宅なんですが、素敵なおうちでした。
広~いリビングにBostonのグランドがおいてあり、ソファやダイニングセット合わせると10人以上は着席できるかな?と。四重奏くらいは軽くやれそうです。
そこの奥様がレッスンを先に受けておいででした。アマチュアだとおっしゃってましたけど、シューマンの大曲弾いておられ、近々本番がおありのご様子。

今日のレッスンなんですけど、先月もみていただいたM氏がこちらにこられるということで、実は数日前に急に連絡が入りました。
みていただくのはベートーベンのソナタ11番しかないのですが、3、4楽章はまだまだなので、どうしたものか・・・いつもレッスンの感じだと、2楽章だけで1時間かかるかも・・と思い、2楽章を主に弾いていきました(ちなみに先月は1楽章をみていただきました)。
弾く前に「2楽章だけ?」といわれたので、「いちおう先も弾いてることは弾いてますけど・・」と答えたのですけど、2楽章弾き終えると「いいじゃないですか♪落ち着いて弾いてて。じゃ、3・4もやりましょうか」と。
・・・ええっ・・・(汗)
なんとか(かなり必死)残りの3、4楽章を弾きました・・・ゼーゼー・・
「この曲、簡単そうだけど、実際弾くとけっこう難しい曲ですよね。落ち着いて弾く仮装さん、初めて見ましたよ。2楽章きれいじゃないですか、いいですよ。あとも落ち着いてますねえ。4楽章のまんなかなんかもっと燃えていいくらいですよ」

・・・これほめられてるんでしょうか?(笑)
2楽章は、恐ろしいことにアダージョでございます。
思い起こせば(爆)、初めてみていただいた2007年の3月、『展覧会の絵』で「脱力できるといいですね。問題は音だなあ~。それから生活の忙しい感じが出てるんで、ピアノの前にすわったらゆったりとした時間を感じてください」と言われました、たしか。
その後も「ゆっくりした曲想苦手ですよね~」と言われ、昨年『熱情』第1楽章の冒頭は早い話がレッスンにならず(笑)・・。
いっつも「落ち着け」と言われていたような気がします。これって別に「緊張するな」ということではないんです。演奏している自分からちょっと離れて「自分の弾いてるフレーズの先先を見通してコントロールせよ。ずっと続いていく流れを感じなさい」ということなんだと思います。

この曲は特に第1楽章と4楽章は細かい音(スケールやアルペジオ)が多く、技術に余裕がなくちゃんと弾くのは難しいので、ここのところ「ほぼあきらめの境地」なんですが、それが「落ち着いている」ように思われたのか(笑)。

今日はいつもよりレッスン時間も少し長かったような気がしますが、「今日はだいたいざっとやりましたから、次細かくやりましょう」と。
・・つ、次っていつですか?どうかすると軽く半年以上あいたりするんですけど(笑)。


話は戻ってしまいますが、今日午前のセミナーで「響きの芯が豊かでないと音が伸びない」「頭が働く速さより速く指が回ってもそれは空回り」というお話がありました。なるほどなあ・・と思ったのでしたが、頭の回転も速くなく、響きの芯もカスカスだった場合、それって速くも遅くも弾けないということであるよね、・・とひとり淋しくツッコンだ次第でございます。